2023年03月28日
アイデアよもやま話 No.55405Gの普及でスマホが消滅!?
アイデアよもやま話 No.5523 可能性が広がる次世代通信技術「IOWN」!でNTTが開発に取り組んでいる大容量で伝送の遅延が少ない次世代の通信技術についてお伝えしました。
そうした中、昨年12月13日(火)付けネット記事(こちらを参照)で5Gの普及により予想されるスマホの次のウエアラブル機器について取り上げていたのでその一部をご紹介します。
なお、日付は全て記事掲載時のものです。

電子部品大手の村田製作所の中島規巨社長は13日までに共同通信のインタビューに応じ、以下のようにスマホの次に予想されるウエアラブル機器について予想されております。
・第5世代(5G)移動通信システム普及を背景にスマートフォンがなくなり、別の機器に置き換わる可能性がある。
・クラウドに接続するための通信機と電池が付いた単純構造のウエアラブル機器などが台頭すると予想した。
・クラウド上でのデータ処理が一段と広がり通信端末に従来の高い処理能力が不要になる。

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

要するに、5Gの普及でクラウド上でのデータ処理が一段と広がり、スマホはクラウドに接続するための通信機と電池だけの単純構造になり、ウエアラブル機器などが台頭すると予想されるのです。
ですから5Gの普及をきっかけに通信業界は現行のスマホに代わる機器を巡る新たな開発競争に突入することになります。
しかも、こうした機器はこれまでのスマホに比べて構造が非常に単純になるので生産コストも一気に下がり、当然他の業界からの新規参入も見込まれます。
そうなると、通信業界の主戦場はアプリを含めたクラウド上のサービスに大きくシフトします。

しかし、通信業界の課題はまだ残っています。
それは通信状況が地域によってはNTTドコモなど、プロバイダーによってとてもつながりにくいことです。
私の実家のある千葉県の外房の寒村では、AUの電波状況がとても悪く、帰省のたびにいろいろと苦労しています。

そうした中、明るい兆しがあります。
イーロン・マスクさんが率いるスペースXのインターネット接続サービス、スターリンク(STARLINK)の運用が日本でも始まりました。(参照:アイデアよもやま話 No.5506 宇宙通信で変わる暮らし!
一方、中国でも国を挙げて宇宙通信に取り組んでいます。(参照:アイデアよもやま話 No.5507 中国が独自開発した衛星測位システム「北斗」の凄さ!
宇宙通信の時代になれば、世界中、どこでも通信状況は良くなります。

ということで、超低遅延の通信速度、データの大容量、および宇宙通信の3点セットが実現すると、私たちの暮らし、およびビジネスは一変すると期待出来ます。
また、こうした中から新たなベンチャー企業が台頭してきて、次の時代を担うようになるのです。
是非、日本発のこうしたベンチャー企業が生まれて、経済の活性化をもたらしていただきたいと思います。

 
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