2024年01月04日
アイデアよもやま話 No.5782 今こそ国連加盟国の国民は連帯して国連改革に向けて行動に移すべき!
前回、アイデアよもやま話 No.5781 今の国連は”裸の王様”!?で、今の国連は”裸の王様”状態であり、内部からの国連改革には限界があるので、国連の外部が主導した改革が求められるとお伝えしました。

ところが、これまで国連加盟国の国民の多くは国連のこうした現状を理解しながら、声を大にしてこうした矛盾に対して“裸の王様”の物語の民衆のように王様を笑い、その愚かさを追求してきませんでした。
ですから、現在まで国連が機能不全に陥っている状態が続いている責任の一端は国連加盟国の国民にもあるわけです。
ですから、国連加盟国の国民は遅ればせながら、“裸の王様”の物語の民衆のように国連の仕組みの矛盾を笑い飛ばし、“法による支配”の実効性を高めるべく、国連の改革を促すべきなのです。

なお、前々回、アイデアよもやま話 No.5780 今こそ求められる一人一人が事実を知る権利と学ぶ権利!で、一人一人が事実を知る権利、および学ぶ権利の重要性についてお伝えしましたが、その先のこととして、事実が国際法であれ、国内法であれ、法に照らして誤りであるならば、その誤りを直すことを当局に促すべく、行動に移すことが大切なのです。
自国には無関係だとして、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとハマスとのガザでの戦闘、中国による南シナ海での覇権主義の展開、あるいはトランプ前大統領の国内法の無視といったことは許されるべきではないのです。
そして、本来、こうしたことへの対処は国連が国連憲章に照らしてすべきなのですが、残念ながら機能不全を起こしているので解決は望めません。
また、私たち一人一人もこうした状況を黙認し続ければ、間違いなく国際社会は“暗黒な社会”となり、個々人が自分らしく生きるといったことは出来ず、とても居心地が悪くなってしまいます。
現実に今の国際情勢は自由や人権の尊重といった、本来の国際社会のあり方からどんどん遠ざかっていくように思えてなりません。
一方で2023年の1月に発表された終末時計は人類の終末まで「残り90秒」で、2022年から10秒短くなっています。(こちらを参照)

ということで、繰り返しになりますが、今こそ私たち一人一人が世界的に連帯して、国連憲章を拠り所に事実をしっかり認識して国連改革を促す時なのです。
なお、世界各国のどの国民も本来、自由や人権、平等の尊重、および戦争のない平和な中での暮らしには賛成のはずなのです。

そもそも各国の国の質のレベル、ひいては国連の質のレベルは各国の国民の民意、すなわち国民の質のレベルが反映されているのです。
ですから、国や国連の質のレベルについて、少なくとも国連加盟国の国民は多少なりとも責任を感じるべきなのです。
そして、このことに各国の国民は遅まきながら強烈に気づくべきなのです。

 
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