2021年06月24日
アイデアよもやま話 No.4990 ”宇宙ホテル”が2027年に開業!?
3月19日(金)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)で”宇宙ホテル”が2027年に開業される計画について取り上げていたのでご紹介します。 

アメリカの企業が計画中の世界初の宇宙ホテルにはレストランやスパもあり、収容人数400人ほどといいます。
4年後には建設を開始し、2027年の開業を目指すといいます。

以上、番組の内容をご紹介してきました。

宇宙ホテルについて、もう少し詳しい情報をネット検索したらありました。
3月7日(日)付ネット記事(こちらを参照)の内容の一部をご紹介します。

・米カリフォルニア州の企業、ゲートウェーファンデーションは2019年にクルーズ船のようなホテルを宇宙に建設する構想を打ち上げた。今その計画がさらに前進しようとしている。
・このホテルはエレベーターシャフトでつながれた24のモジュールからなる輪の形状をしており、回転しながら地球を周回する。
・ホテルの建設は同社トップのジョン・ブリンコー氏が率いる新会社、オービタル・アッセンブリー・コーポレーションが担う予定。
・ 宇宙ホテルのイメージ図から内部は地上の高級ホテルと似た様子がうかがえるが、外の眺めはこの世のものとは思えない壮観なものだ。
・もちろん宇宙にいるという特異性も生かしたい考えだ。フリーズドライのアイスクリームなど伝統的な宇宙食をレストランで出したり、地球では不可能なことをして楽しむ娯楽サービスも行ったりする予定。
・宇宙旅行は今、ホットなトピックになりつつある。ヴァージン・ギャラクティックやスペースXなど複数の企業が実現に向けて動き出している。
・スペースXが開発している巨大ロケット「スターシップ」はボイジャー・ステーションを上空に運ぶのに役に立つかもしれない。
・まだこのホテルは宿泊料を公表していないが、非常に高い価格が設定されると予想される。ヴァージン・ギャラクティックは準軌道宇宙飛行の乗客に1人1回の旅行で25万ドル(約2700万円)の価格を設定する計画だ。だがボイジャー・ステーションのチームは、最終的にはクルーズ船での旅行やディズニーランドに行くのと同じ感覚で泊まれるようにしたいと語る。
・ボイジャー・ステーションはオービタル社の設計で最も目を引くものだろうが、それは同社の野望の一側面に過ぎない。同社チームは研究ステーションも建設して、宇宙ツーリズムや商業的機会を推進したいと考えている。
・チームでは、政府や民間企業が火星や月などに送り込む宇宙飛行士の訓練にモジュールを活用してもらうことも想定。計画を軌道に乗せるため、今後はより多くの投資家を募り、地上でのテストも継続していく。
・同社の最終的な目標は設計担当幹部のティム・アラトール氏が19年に語ったように、「人々が宇宙に行き、住み、働き、そこにいたいと思う宇宙船文化を作り出すこと」。それを求める需要はあると同氏は信じている。

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

最近、以下のように宇宙関連ビジネスの動きが非常に活発になってきているように感じます。
・世界初の有人宇宙旅行(2021年を予定 こちらを参照)
・民間人初の月周回飛行(2023年を予定 参照:アイデアよもやま話 No.4978 月旅行で8人の公募!
・火星移住計画(2025年を予定 参照:No.3954 ちょっと一休み その636 『スペースXの壮大な計画 その1 火星移住計画の最新情報!』

ここで注目すべきはこれらの乗組員には全て民間人が含まれているということです。
こうした流れの中で、いよいよ最も身近に感じられる”宇宙ホテル”が2027年に開業される計画だというのです。
そして、この”宇宙ホテル”は当初の旅行料金が約2700万円と非常に高い価格が予想されていますが、最終的にはクルーズ船での旅行やディズニーランドに行くのと同じ感覚で泊まれるようにしたいとしています。
何年後にこうした低価格での宇宙旅行が実現されるのか分かりませんが、ここまで安くならない時点でかなりの引き合いがあると見込まれます。

勿論、宇宙から地球を初めて眺める時の感動は計り知れません。
しかし、私が特に期待したいのは、自分自身も含めてより多くの人たちが宇宙旅行を通して、唯一無二の青い惑星、地球の存在をあらためて感じ、戦争の愚かさ、そして平和のありがたさを心の底から実感し、世界的な共通の価値観として“戦争撲滅”、“平和の尊さ”を共有出来ることです。

一方、懸念されるのは宇宙空間に長期間滞在した場合の人類の生物としての姿、かたちなどの様々な変化です。
これまで人類はその長い歴史の中で現在の私たち「ホモサピエンス」にまで進化してきましたが、全て地球上での進化でした。
しかし、人類の本格的な宇宙進出により、近い将来初めて人類は地球上ではなく宇宙での進化を経験することになるのです。
そうすると、地球上で暮らす人類と宇宙で暮らす人類とが共存するのか、それとも宇宙人として進化した人類がやがて地球上で暮らす人類を凌駕するのか、あるいは地球温暖化が進み人類にとって非常に暮らしにくくなり、やむを得ず他の惑星への移住をせざるを得なくなってしまうのか、などなどいろいろと興味が湧いてきます。

 
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