2009年05月04日
アイデアよもやま話 No.1189 食品ロスをなくせば自給率数%アップ!
アイデアよもやま話 No.1136 賞味期限切れビジネスで売り上げ10倍!で以前もったいないビジネスをご紹介したことがあります。
そうした中、4月29日(水)放送のワールドビジネスサテライト (テレビ東京)で「もったいないに商機あり 〜食品ロスを防げ〜」をテーマに取り上げていましたのでご紹介します。

今、日本では食品廃棄物が年間1,700万トン出ているそうですが、このうち、本来食べられるのに廃棄されているもの、いわゆる「食品ロス」は、年間約500万〜800万トン含まれると推計されています。(2010年度)
このような状況の中で、日本を代表するホテルのホテル ニューオータニでは1億円以上を投資して自前でリサイクルプラントを装備しました。
そして、24時間フル稼働で食品ごみをすべて堆肥にしている、とのことです。
一方、今まで廃棄していた甘えびの頭を商品化したのは、有機野菜の宅配を手がける東京・板橋区の らでぃっしゅぼーや です。
1パック273円と安く、から揚げにしておつまみやおかずに出来るので注文が増えているそうです。
また、現在お金を払って業者に引き取ってもらっているアジの中骨の商品化を6月末に目指しているそうです。
その他にも、いくつかの企業の取り組みが紹介されていましたが、東京農業大学の牛久保教授の話によると、食品ロスをなくすことで自給率の数%上乗せは割合簡単に行くそうです。
ですから、新たに食品を作り出さなくても今まで廃棄していた食品の中から新たな加工食品を作り出せばリサイクル、すなわち資源の有効活用になるのです。
また、アイデアよもやま話 No.785 日本の金の埋蔵量は世界一!でもお伝えしたように、日本は金属の廃棄まで含めれば、必ずしも資源小国ではないかも知れません。

 
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