前回、人口減少への新たな提言についてお伝えしましたが（参照：アイデアよもやま話 No.5878 人口減少 新たな提言！）、更に、こうした枠を超えて、人類の存続という根源的な問題について想いが至ったのでお伝えします。
そもそも今の時代、子どもを産むか、産まないかは当事者である夫婦間の判断に任されています。
ですから、仮に夫婦、二人だけの生活重視で子どもはいらないという考え方の夫婦が大幅に増えれば、コロナ禍などのパンデミックの発生、あるいは世界大戦のような大規模な戦争をきっかけに人類の存続は危うくなります。
一方で、国が強制的に夫婦に出産するような制度をつくれば、人権の無視になります。
また、生成ＡＩの活用などで、人類の価値観が大幅に変わり、自ら命を絶つ自殺者が急増するような事態も同様に人類の存続は危うくなります。
こうした中で、仮に世界各国の国民に「人類の存続を望むか」というアンケートを実施すれば、恐らく少なくとも半数以上の国民は「人類の存続を望む」という結果になると思います。
そこで、人類存続の要件について、私の思うところを以下にまとめてみました。
�� 紛争、および戦争の禁止
・全ての国の憲法を平和憲法、すなわち専守防衛に切り替えること
・より多くの国民が平和の維持に向けて連帯し、専守防衛を無視して武力行使した場合、あらゆる手段で武力行使の継続が出来ないような手段を講じること
�� 平和憲法を国連憲章に組み込み、国連加盟国は自国内での教育の一環として必修科目に加えること
・国家間の問題解決のための武力行使はおろかであることを実感させること
�� 持続可能な観点から各国で妥当な人口を設定し、各国ごとに人口戦略を策定し、実行すること
・国連は各国の妥当な人口をチェックし、必要に応じて各国に改善策を求めること
�� 人類の存続の必要性について、国連加盟国は自国内での教育の一環として、以下の観点を加えて、必修科目に加えること
・人類の一人としてこの世に生まれてきたありがたさを実感すること
・子孫を残すことの意義を理解すること
ちなみに、極端な例ですが、仮に将来、多くの若い男女がリアルな異性よりも自分の好みにあったバーチャルな異性との恋愛を好むようになったら、極端に出生率は下がってしまいます。
現実に、既にバーチャルな異性との恋愛にはまっている人も現れています。
ですから、こうした事例への対処も考えるべき時が到来しているのです。
このように生成ＡＩ、更には生成ＡＩを搭載したバーチャルヒューマンと人間との係わり方は急激に深まっていくと見込まれるので、要注意なのです。
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