2024年04月02日
アイデアよもやま話 No.5858 調理も盛り付けもロボットで!
昨年12月6日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で調理も盛り付けも出来るロボットについて取り上げていたのでご紹介します。 

今日(昨年12月6日)から開催されている飲食業界の技術展示会「フードテック ジャパン」(東京ビッグサイト)で注目を集めていたのは“炒め調理ロボ”(こちらを参照)です。
レシピに合わせて自動で調理、更に洗浄まで行うのは世界初だといいます。
このロボット開発したテックマジック株式会社の白木裕士社長は次のようにおっしゃっています。
「職人の味を再現出来る。」
「そのロボットが社会実装が始まったフェースになっているかな。」

最新の“ポテトサラダ盛り付けロボ”、かたちがなく粘り気のある総菜の扱いは難しいとされていますが、AIが適切な量を判断し、独自開発のロボットハンドで盛り付け、キューピーの工場で試験的に導入されています。
キューピーの渡邊龍太取締役は次のようにおっしゃっています。
「労働力不足は本当に深刻になってきていまして、大いに期待をしています。」

以上、番組の内容をご紹介してきました。

なお、テックマジックについては、以前、アイデアよもやま話 No.5662 調理ロボットのメーカーが飲食店を開業!でもお伝えしたことがあります。

さて、レシピに合わせて自動で調理、更に洗浄まで行う“炒め調理ロボ”は究極の調理ロボットと言えます。
今は、調理ロボットはここまで進化しているのです。
ですから、レシピと食材、そして“炒め調理ロボ”さえあれば、世界中、どこでも、どんな料理も作ることが出来るのです。
これはすごいことです。
一方、扱いの難しい総菜の盛り付けが出来る“ポテトサラダ盛り付けロボ”はキューピーの工場で試験的に導入されているといいますが、こうしたロボットはAIを活用してこそ可能なのです。
ですから、労働力不足が深刻になりつつある状況において、近い将来、レシピを開発する料理研究者、および、総菜の盛り付けや洗浄も出来る、多機能の調理ロボットが導入されたロボットレストランが登場してくると見込まれます。
更に、一般家庭用の調理ロボットも市販化されてくることは容易に想像されます。
そうなると私たちの食生活は随分変わってくると見込まれます。

 
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