2024年03月19日
アイデアよもやま話 No.5846 格差社会問題は解決出来ても、・・・ その1 フィージビリティスタディの重要性!
前回、格差社会問題解決の特効薬についてお伝えしました。(参照:アイデアよもやま話 No.5845 格差社会問題解決の特効薬とは・・・
しかし、この問題が解決しても、次なる大きな問題があることに気付いたので、2回にわたって、ご紹介します。
1回目は、フィージビリティスタディの重要性です。

格差と言っても、いろいろな格差がありますが(添付1参照)、今回は、所得格差に焦点を絞って論じます。

現在、世界人口のざっと10人に1人は貧困層に属しているといいますが、仮にこの人たちが全て貧困層から脱したとすると、電気、ガス、水道といった社会インフラの消費量がその分増えます。
そして、発電に要する石炭や石油、ガスといった化石燃料は、CO2排出量の多さで問題視されています。
一方で、世界各国は、現在、地球温暖化阻止に向けて、“2050年までにCO2排出量を実質ゼロに”という目標を掲げています。
ですから、貧困層の経済的な支援と、それに伴う、こういった社会インフラの整備とをうまくバランスを取りながら取り組まないと、地球温暖化の加速のみならず、世界的に資源の奪い合いを招いてしまうのです。

さて、こうしたことから言えることは、ある問題を解決するに際して、その問題解決が他に影響を与えないかというフィージビリティスタディ(実現可能性調査 添付2)が必要となります。
特に地球温暖化阻止というような対応策の取り組みにあたっては、フィージビリティスタディがとても重要なのです。

なお、電気、ガスといったエネルギー問題については、化石燃料から再生可能エネルギーへのシフト、あるいは排出されたCO2のリサイクルなどの方法で乗り越えることが出来ます。
また、水についても、海水や雨水を飲料水に変換する技術が確立されているので乗り越えることが出来ます。
ですから、こうした技術を更に進化させていけば解決可能なのです。

ということで、人類の英知を結集し、更にAIなどを活用すれば、私たちが考える“あるべき社会”は実現出来るのです。


添付1)

格差社会の分類は?
ChatGPT
格差社会は様々な観点から分類されることがあります。一般的な分類方法のいくつかは以下の通りです。
1.所得格差に基づく分類:
• 経済的格差: 所得や財産の不均等が顕著な社会。高所得者と低所得者の間に大きな差がある場合、経済的格差が広がっていると言われる。
• 貧富の格差: 富裕層と貧困層の間の所得や資産の差が大きい社会。
2.教育格差に基づく分類:
• 教育格差: 教育水準の差によって、機会が不均等になること。高い教育を受けることが難しい社会では、教育格差が生じる。
3.健康格差に基づく分類:
• 健康格差: 高所得者と低所得者、または教育水準の高い人々と低い人々の間で、健康状態における差が生じること。医療や健康へのアクセスが不均等である場合、健康格差が広がる。
4.地域格差に基づく分類:
• 地域格差: 地域ごとに所得や生活水準に大きな差がある社会。都市部と地方部の間での格差が顕著な例。
5.職業格差に基づく分類:
• 職業格差: 職業や業種によって、所得や社会的地位に大きな差が生じること。一部の職業が他の職業よりも報酬や社会的評価が高い場合、職業格差が生じる。

これらの要因はしばしば相互に関連し、複合的な格差社会を形成することがあります。

添付2)

フィージビリティスタディとは?
ChatGPT
フィージビリティスタディ(Feasibility Study)とは、ある計画やプロジェクトが実行可能かどうかを評価するための調査や分析のことを指します。主にビジネスや組織のプロジェクト、新商品の開発、インフラストラクチャーの建設、システムの導入など、様々な分野で行われます。
フィージビリティスタディでは、プロジェクトの目的や範囲を明確にし、実行可能性に関わるさまざまな側面を評価します。主な要素としては以下のようなものがあります:
1.技術的フィージビリティ(Technical Feasibility):プロジェクトが必要な技術やリソースを持っているかどうか、またそれらの技術が実現可能かどうかを評価します。
2.経済的フィージビリティ(Economic Feasibility):プロジェクトが経済的に持続可能かどうか、投資収益率(ROI)、利益の見込み、コスト、リスクなどを評価します。
3.スケジュールのフィージビリティ(Schedule Feasibility):プロジェクトの目標を達成するための時間枠が現実的かどうかを評価します。
4.法的および規制上のフィージビリティ(Legal and Regulatory Feasibility):プロジェクトが法律や規制に適合し、法的な問題やリスクがないかどうかを評価します。
5.環境的フィージビリティ(Environmental Feasibility):プロジェクトが環境への影響や持続可能性に配慮しているかどうかを評価します。

フィージビリティスタディの結果は、プロジェクトの是非や修正が必要な点を明らかにし、投資家や関係者が意思決定を行う際の重要な情報源となります。

 
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