2023年12月17日
No.5766 ちょっと一休み その907 『大谷選手のドジャース移籍に伴う並外れた契約金額と経済効果』
今や世界的に注目を浴びている大谷翔平選手については、これまでNo.5556 ちょっと一休み その872 『今やスポーツアニメのヒーローを超えた大谷翔平選手!』No.5574 ちょっと一休み その875 『“緩慢”だった侍ナインを引き締めた大谷選手のスピーチ』でお伝えしてきました。
そうした中、12月11日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で大谷翔平選手のドジャース移籍に伴う並外れた契約金額と経済効果について取り上げていたので内容の一部をご紹介します。 

アメリカのメジャーリーグ、大谷翔平選手がドジャースに移籍すると発表しました。
契約額は10年で7億ドル、日本円で約1015億円と、プロスポーツ史上最高となりました。
アメリカのメディアによると、契約総額ではサッカーのアルゼンチン代表、リオネル・メッシ選手の6億7400万ドル(約977億円 バルセロナ契約時 2017年〜2021年)を上回り、プロスポーツ史上最高となります。

大谷選手はインスタグラムに次のように投稿しています。
「決断までに時間がかかって、申し訳ありません。」
「次のチームをロジャースに決めました。」

ロサンゼルスにあるロジャース・ショップでは、店員も期待を寄せます。
「(契約金7億ドルについて、)とてもクレージーだ。」
「店が、より忙しくなり、確実に売り上げが上がることに興奮している。」

日本の複数の旅行会社も大谷選手の出場する観戦ツアーに熱い視線を注いでいます。
大手旅行会社では次のようにコメントしています。
「正式にツアーの準備に着手しています。」
「パンフレット作成を急ピッチで進めています。」

今回の移籍がもたらす経済効果について、関西大学の宮本勝浩名誉教授は次のようにおっしゃっています。
「来年の経済効果に関しては、643億6800万円なんですけども、かなり来年は経済効果は非常に大きいんじゃないかなと思いますね。」

エンゼルス残留の場合の経済効果(2024年予測)は約500億円でしたから、ロジャース移籍の場合は約140億円アップ。
原因として、観客数が多いことやグッズの売上高と放映権料が増えることが挙げられるといいます。
宮本名誉教授は次のようにおっしゃっています。
「(経済効果は)1人の有名タレントさんがいろいろした時には、せいぜい数十億円くらいなんですよね」
「で、グループサウンズが(何ヵ所で演奏して)月70億円〜100億円になるかなっていうのはあります。」
「たった1人で(年に)600億円〜700億円の経済効果をもたらす人は多分、今後も出てこないんじゃないでしょうかね。」

こうした状況について、解説キャスターで日本経済新聞 編集委員の滝田洋一さんは次のようにおっしゃっています。
「2023年度予算で、岸田総理肝いりのデジタル田園都市国家構想の交付金が1000億円規模ですから、要するに政府の重要プロジェクト並みの契約金ということになるわけですよね。」

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

番組を通して、大谷選手のドジャース移籍に伴う契約金額と経済効果について以下にまとめてみました。

(プロスポーツ史上最高の契約金額)
・アメリカのメジャーリーグ、大谷翔平選手がドジャースに移籍すると発表した。
・契約額は10年で7億ドル、日本円で約1015億円と、プロスポーツ史上最高となった。

(ロジャース移籍のもたらす経済効果)
・来年の経済効果は643億6800万円と見込まれる。
 -エンゼルス残留の場合の経済効果(2024年予測)は約500億円なので、ロジャース移籍の場合は約140億円アップ
 -原因は、観客数が多いことやグッズの売上高と放映権料が増えることが挙げられる
 -たった1人で年に600億円〜700億円の経済効果をもたらす人は今後も出てこないと見込まれる
・2023年度予算で、デジタル田園都市国家構想の交付金が1000億円規模なので、政府の重要プロジェクト並みの契約金ということになる。

なお、大谷選手は昨年、ベーブ・ルース(1895〜1948年)以来104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」を達成しております。
ですから、大谷選手はまさに100年に一度の逸材と言えるのです。

こうして見てくると、大谷選手がいかに並外れた野球選手であり、また驚異の人間力の持ち主でもあるかが分かり、世界的に人気を博しており、また並外れた経済効果をもたらしていることが理解出来ます。
こうしたことから、ロジャース移籍に伴う契約額がプロスポーツ史上最高となったというわけです。

 
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