2022年02月05日
プロジェクト管理と日常生活 No. 731 『”志向すべき社会”の実現に向けて重要な役割を果たすルール』
前々回、アメリカが主導する「民主主義サミット」をきっかけに、今後“志向すべき社会”のあり方についてお伝えしました。(参照:プロジェクト管理と日常生活 No.729 『アメリカが主導する「民主主義サミット」から見えてくる“志向すべき社会”のあり方』』)
そして前回、”志向すべき社会”の実現に向けて2つの大前提についてお伝えしました。(参照:プロジェクト管理と日常生活 No. 730 『”志向すべき社会”の実現に向けての2つの大前提とは・・・』
そこで、あらためて思ったのは前々回お伝えした7つの要件、“自由、平等、人権、民主、平和、社会、ルール”の中での憲法、法律も含めた国内外を問わず“ルール”の重要性です。

卑近な例として、道交法を上げて“ルール”の重要性について以下にお伝えします。
もし、クルマが走行する際に左側通行や一方通行などのルールがなければ、交通事故や交通渋滞はあちこちでひっきりなしに起きてしまいます。
また、間もなく到来する自動運転車の時代にしてもこうした交通ルールをAIが学ぶことによって成立するのです。
もしこうした道交法、すなわち交通ルールが存在しなければ、近い将来見込まれる自動運転車の普及はあり得ないのです。
ですから、上記の6つの要件を適度にバランスさせたルールを作り、そのルールを守ることがとても重要なのです。
従って、どんなに優れたアイデアも実用化にあたって、こうしたルールから逸脱すれば社会を混乱させるなど悪影響をもたらすことになるのです。
そういう意味で、アメリカの次の大統領選に出馬すると見られるトランプ前大統領、および中国の習近平国家主席には特に国内外のルール順守の重要性を再認識していただきたいと思うのです。
同時に世界のリーダーたる存在として“セルフファースト”でフェイクニュースをまき散らすようなことはなさらないでいただきたいと思います。
一方、国連は定めたルールに従って、米中の2大大国に対してもその非に対しては厳しく指摘することが求められます。
国際的なルールからの逸脱を国連が見過ごし続ければ、世界は“弱肉強食”の時代になってしまうからです。

ではプロジェクト管理の観点から見ると、ルールはどのような位置付けになるでしょうか。
ルールはプロジェクトの目標達成に向けての作業プロセスを効果的、かつ効率的に実施するうえでの重要な順守項目の一つということになります。

 
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