2021年06月25日
アイデアよもやま話 No.4991 CO2ゼロ水素発電所が今年度内に国内初の商業運転を開始!
4月21日(水)付けネット記事(こちらを参照)でCO2ゼロ水素発電所が今年度内に国内初の商業運転を開始について取り上げていたのでご紹介します。 

独立系の新電力大手、イーレックス株式会社は水素を燃料にし、二酸化炭素(CO2)を排出しない発電所を2021年度内に山梨県で稼働させる。
経済産業省によると水素発電所の商業運転は国内初。まず一般家庭約100世帯弱が1年間に使用する電力を賄える規模の発電所を設ける。国内で水素をエネルギーに活用する動きが広がる。
イーレックスは22年3月、発電出力で約360キロワットの水素発電所を山梨県富士吉田市に建設、稼働させる計画だ。

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

もう少し詳しい情報が知りたくなり、直接イーレックスに問い合わせしてみました。
すると、肝心の水素燃料についてはこれまで何度となくお伝えしてきたエネコホールディングス株式会社(参照:アイデアよもやま話 No.4589 ノーベル賞級の画期的な発明 ― 電気不要、水と触媒だけで水素を製造出来る!?)の関連会社、ハイドロジェンテクノロジー株式会社で製造していることが分かりました。
ですから、文字通り今回ご紹介した水素発電所は再生可能エネルギーで製造された水素を燃料とした発電所なので究極の発電所の一つと言えます。

なお、現在、水素燃料が次世代燃料として世界的に注目を集めていますが、現在、水素の製造には化石燃料が使用されているのが一般的です。
ですから、イーレックスで現在開発が進められている発電所が実用化されれば、画期的な発電設備として国内外を問わず世界中から問い合わせが殺到すると大いに期待出来ます。
更にこの発電装置を世界中に普及させれば、2050年を待たずに一気にエネルギー問題は解決出来るのではないかと期待が膨らんでしまいます。

 
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