2020年03月13日
アイデアよもやま話 No.4589 ノーベル賞級の画期的な発明 ― 電気不要、水と触媒だけで水素を製造出来る!?

2月26日(水)、27日(木)と2日間にわたって、「スマートグリッドEXPO」(「二次電池展」なども同時開催)見学のため東京ビッグサイトに行って来ました。

 

毎回この種の展示会には出向くようにしていますが、今回はこれまでになく興奮しました。

その理由は、これで地球環境問題もエネルギー問題も解決出来るという確信を持てたからです。

 

エネコホールディングス株式会社Eneco Holdings)については、以前アイデアよもやま話 No.3377 画期的な”水増し”燃料が実用化!でその画期的、かつ独創的な技術についてお伝えしました。

そのエネコ ホールディングスが今回の展示会ではとんでもない装置を展示していたのです。

その技術とは、水道水と廃棄物からなる独自開発した触媒を接触させ、発生した低温の反応熱を利用し、外部からのエネルギーを利用せずに、低エネルギーで効率的に「Eneco PLAZMA H2(純水素ガス)」と「Eneco PLAZMA HHO(酸水素ガス)」の両方を発生させる技術です。

つまり、この装置「Eneco PLAZMA FUSION」は電気も熱も使用せず、またCO2も排出せずに2種類のガスを製造出来るというわけです。

ですから、この装置で製造された水素ガスは燃料として使用出来ます。

実際に、この装置は既に以下の燃料精製装置としての使用実績があり、その実用性が実証されているのです。

・公道を走行するバス

・乗用車

・バングラデシュの大手繊維会社

 

なお、この装置については、4月1日よりEneco工場(山梨県富士吉田市)で稼働予定で、工場見学も出来るようになるといいます。

 

さて、今回ご紹介した燃料精製装置は、以前アイデアよもやま話 No.2025 私のイメージする究極の発電装置とは・・・でお伝えした発電装置の主な要件を満たすものです。

水と特殊な触媒さえあれば、水素ガスを製造出来るのですから、水素ガス発電装置、あるいはバッテリーと組み合わせることによって、世界中どこでも水素ガス、あるいは電気として使用出来るようになるのです。

ですからノーベル賞級の極めて画期的な発明と言えます。

 

ちなみに、私の知る限り、会場に置かれていた業界新聞やこの展示会関連のテレビニュース番組でこの装置については一切触れられていませんでした。

このような画期的な装置がなぜ大々的に報道されないのかとても不思議に思っております。


 
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