12月6日(木)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で「0円タクシー」、およびネットニュース(こちらを参照)について取り上げていたのでご紹介します。
東京都内に「0円タクシー」が登場です。
IT大手のDeNAが次世代タクシー配車アプリ「MOV」(モブ)の始動に伴い、12月5日から始めたのは東京都内23区内の移動でれば、乗客のタクシー代が無料になる「0円タクシー」です。
タクシーの契約スポンサーが車体のラッピングなどに払う広告宣伝費によって乗客の利用料金を無料にするサービスです。
ちなみに、「0円タクシー」の初回スポンサーは、日清食品の人気インスタント麺ブランド「日清のどん兵衛」です。
乗客は都内の一部の配車可能エリアからDeNAのアプリを使うことで「0円タクシー」を配車することが出来ます。
12月31日までの期間限定で1日に50台のタクシーが運行するということです。
なお、このタクシーに乗れたラッキーな方には、12月26日(水)から12月31日(月)までの期間に乗車した場合はスポンサーより「日清のどん兵衛
天ぷらそば」が一つサービスされるといいます。
以上、番組、およびネットニュースの内容をご紹介してきました。
これまでもバスやタクシーなどの車体を利用した広告宣伝はありました。
しかし、期間や台数が限定されているものの、これまでにない「0円タクシー」という方式はまさに“コロンブスの卵”的なアイデアだと思います。
思えば、どのような素晴らしい商品やサービスもその購入者にその存在が知られなければ売り上げにつながりません。
ですから、メーカーや販売会社はいかにして自社の商品を出来るだけ多くの潜在的な購入者に伝えるかに知恵を絞っているのです。
その媒体として、これまで新聞や雑誌、テレビやラジオの番組、そして今やSNSやユーチューブなどの動画配信まで拡大しています。
そして、ユーチューバー(参照:No.4068 ちょっと一休み その655 『ネット社会の功罪!』)と呼ばれる人たちのように商品の魅力をうまく引き出して紹介する人たちの中から高額の収入を得る人たちも出て来ているのです。
そうした中、今回ご紹介した「0円タクシー」は多くの人たちの関心を引き付ける宣伝効果があると思います。
これまで無賃乗車でもしないかぎり、タダでタクシーに乗れるなんて考える人はいなかったからです。
ですから、「0円タクシー」は多くの報道機関で取り上げられ、SNSでも面白いニュースとして広く拡散していると思われます。
こうしたことから、「0円タクシー」でコストはかかっても、それ以上の宣伝効果として十分に機能していると思います。
この延長線上でタクシー会社には、車体に広告宣伝を取り入れることにより、コスト削減だけでなく、低賃金で乗れるタクシーのサービスを恒常的に取り入れて欲しいと思います。
その他にもタクシーの車内に設置したタブレット端末で、乗客が見ていて飽きないようなコンテンツを提供し、それに連動した広告宣伝をするのも効果的ではないかと思いました。