2018年11月22日
アイデアよもやま話 No.4180 日本初の有人宇宙飛行計画!

8月1日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で日本初の有人宇宙飛行計画について取り上げていたのでご紹介します。

 

宇宙ベンチャーの株式会社スペースウォーカーは2027年に宇宙旅行の実現を目指すと発表しました。

スペースウォーカーはロケット開発に30年以上の経験を持つ技術者や30代の若手経営者らが昨年12月に設立した会社です。

宇宙ベンチャーとしては後発ですか、確かな技術力と斬新な資金調達などで日本初の有人宇宙飛行を目指します。

スペースウォーカーの大山 よしたかCEOは次のようにおっしゃっています。

「宇宙業界の第一線で活躍してきた方々がうちの会社を支えていただいていて、そういう方々の技術が無くならないようにしっかりと僕らが継承していけたらいいなと。」

 

また、設立者の一人、九州工業大学の米本 浩一教授は次のようにおっしゃっています。

「若い人は若い人で経験値が無い分、知恵と発想とどん欲な勉強する力で挑んでくるわけですね。」

「それがうまく組み合わされば、新しいやり方が生まれて次に進むんじゃないかなと思っていますし、・・・」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

続いて、以下はネット検索した結果についてのご紹介です。こちらを参照)

スペースウォーカーは顔ぶれが豪華でまさにオールジャパンの宇宙開発企業です。

国内でも既に宇宙関連事業に取り組んでいるベンチャー企業はいくつかあるようですが、具体的に有人飛行を目指しているのはスペースウォーカーだけのようです。

翼を持ったロケット、「スペース・プレーン」を開発すると明らかにしました。

「スペース・プレーン」は、米国のスペース・シャトルとは違い、飛行機のような機体が単独で飛行し、宇宙に行って、そして帰ってくるところにあります。

スペースシャトルのように打ち上げのための別のロケットは必要なく、まさに飛行機のように飛べる宇宙船となります。

現在の計画では、まず2021年に宇宙空間まで到達出来る「サブオービタル・プレーン」を開発し、続いて機体を大型化し、更にその背中に小さなロケットを追加で載せ、小型の人工衛星を打ち上げられるようにした機体を開発します。

こちらは2023年頃の試験飛行を狙います。

そして、さらに機体を大型化した有人の「スペース・プレーン」を開発し、2027年頃を目処に、日本初の有人宇宙飛行を目指すというのです。

 

一方、開発には膨大な資金を要します。

なので資金集めが大きな課題です。

アメリカでは1990年代から、数多くの宇宙ベンチャーが立ち上がってきましたが、資金不足を理由に多くが撤退し、いまも生き残っているのはスペースXなど数社にとどまります。

また近年、日本でも宇宙ベンチャーが活発になってきてはいますが、衛星開発やデータ利用などといった分野に比べ、ロケット開発にはあまり資金が集まらない傾向があります。

 

スペースウォーカーもまた、多くの人にとって魅力的な計画であり、技術的にも実現可能かもしれませんが、資金が集まらなければ、結局な絵に描いた餅で終わってしまうだろうということです。

 

以上、ネット検索で得た内容の一部をご紹介してきました。

 

開発資金集めという大きな課題はありますが、有人飛行機の開発には「宇宙旅行」という大きな夢があります。

誰しも生きている間に一度は宇宙旅行をして、はるか宇宙から地球を見てみたいという望みを持っているはずです。

そして、スペースウォーカーは日本版の宇宙旅行を実現させる可能性を秘めているのです。

なお、資金調達ですが、最近注目されている方法としてクラウドファンディング(参照:アイデアよもやま話 No.3568 拡大するクラウドファンディング!)があります。

こうした夢のある事業には多くの人たちが賛同し、資金提供に協力してくれるのではないでしょうか。

 

宇宙関連産業は間違いなく新たな、そして巨大なビジネスのフロンティアです。

ですから、スペースウォーカーのようなベンチャー企業には是非とも事業を成功させていただきたいと思います。


 
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