2018年08月12日
No.4092 ちょっと一休み その659 『北半球で相次いだ異常気象!』

プロジェクト管理と日常生活 No.551 『西日本を襲った記録的豪雨に思う地球温暖化リスク対応策の必要性』西日本を襲った記録的豪雨に伴うリスク対応策の必要性についてお伝えしました。

そうした中、7月12日(木)付け読売新聞の朝刊記事で北半球で相次いだ異常気象について取り上げていたのでご紹介します。 

 

世界気象機関(WMO)は7月10日、7月に入り北半球の各地で極端に多い降雨量や高温を伴う異常気象が頻発していると発表しました。

西日本を襲った豪雨の被害を異常気象の代表例として取り上げ、「台風7号による湿った空気が、停滞する梅雨前線に向かって大量に流れ込んだことが原因」との見方を示しました。

日本以外では、アメリカ・カリフォルニア州のデスバレー国立公園で7月8日、52℃に達し、7月に入り同州の4ヵ所で45℃以上の高温を記録しました。

北アフリカのアルジェリアでは、サハラ砂漠で7月5日に同国最高となる51℃まで上昇し、更に北欧で高温による干ばつが起きていることも示しました。

そのうえで「人為的な影響の特定は困難だが、温室効果ガスの増加による長期的な気候変動の予測と一致する現象だ」と推測しています。

 

以上、記事の内容の一部をご紹介してきました。

 

国内では西日本を襲った広域での記録的豪雨の状況とその被害の大きさに圧倒され、東日本大震災での津波による被害が連想され、言葉を失うほどの衝撃を受けました。

また、こうした状況に多くの国民は「まさか、こんなことが起きるなんて・・・」という思いだったと思います。

まさに“想定外”です。

この“想定外”が人的被害の規模を大きくしたと思われます。

今回の広範囲の集中豪雨は、それほど人々の記憶にないほどの異常気象による災害だったのです。

 

さて、今回ご紹介したように西日本を襲った記録的豪雨と同時期に世界的な異常気象が観測されていたのです。

国内では40℃近くという記録的な気温に驚いていましたが、海外ではなんと50℃以上に達していた地域もあったのです。

また、北欧では高温による干ばつが起きていたといいます。

こうした被害額や人的被害を世界的な規模で合算すれば、とても無視出来ないと思います。

しかも、こうした被害をもたらす異常気象の異常の度合いは地球温暖化の進行とともにどんどん加速していくと思われます。

ですから、今後とも世界的に“想定外”の被害がもたらされるというリスクに私たち人類は直面し続けるのです。

そして、こうした “想定外”と言われる異常気象はいずれ“想定内”になってしまうのです。

 

やはり、こうした異常気象の原因が地球温暖化であり、それは私たち人類によるCO2など温室効果ガスの排出量の増加がもたらしているという可能性が大きいと多くの専門家が指摘している以上、世界的に各国が協力して地球温暖化対策に積極的に取り組むことが求められるのです。


 
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