これまで火星移住計画についてはアイデアよもやま話 No.3471 火星有人探査が2024年に実現!?などで何度かお伝えしてきましたが、この計画を進めているスペースXによる壮大な計画について2回にわたってご紹介します。
2回目は2月7日(水)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)で取り上げていた地球上のあらゆる都市間を30分で移動可能にする壮大な計画についてです。
前回ご紹介したように、アメリカの宇宙ベンチャーのスペースXを創業したイーロン・マスクCEOはアメリカの電気自動車(EV)メーカー、テスラの創業者でもある起業家です。
そのスペースXが火星への有人飛行を行うために開発を進めている超大型のロケットを使えば、宇宙空間を移動することで地球上のあらゆる都市間をおよそ30分で移動出来る宇宙船が出来るとしています。
スペースXによると、乗客が乗り込んだ宇宙船をロケットで打ち上げ、宇宙空間を最高時速2万7000kmで移動することで、例えばニューヨークから上海へ39分、東京からロサンゼルスへ32分、ニューヨークからパリへ30分などで移動出来るようになるとしています。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
もし本当に世界中のどの主要都市にも自宅や勤務先から半日足らずで移動出来るようになったらと考えると、スペースXの目指す計画は“輸送革命”をもたらす画期的なものといえます。
特にグローバルに活動する人たちにとってのメリットは計り知れません。
また、世界各地への海外旅行も時間的なハードルがとても低くなります。
問題は料金がどの程度に設定されるかです。
料金次第では私たちの暮らしの自由度が格段に高まり、新たなビジネスのフロンティアの一つとしても大いに期待出来ます。
それにしても火星移住計画といい、今回ご紹介した計画といい、イーロン・マスクCEOの構想力には圧倒されます。