2009年06月12日
アイデアよもやま話 No.1223 大量絶滅時代の恐れ - 人類は地球のガン細胞か!
6月2日付け読売新聞の夕刊に「大量絶滅時代の恐れ」というタイトルの記事が掲載されていましたのでご紹介します。

政府は6月2日、初の生物多様性白書をまとめました。
それによると、熱帯雨林の伐採や地球温暖化の影響で、地球上の生物約160万種の多様性が急速に失われつつある、とのことです。
また、日本でも爬虫類や両生類の3割強が絶滅の危機にある種に分類されている、と指摘しています。
なぜ、地球がこのような危機に陥っているか、その原因はもちろん人類による地球資源の大量消費にあります。
そして、この状態を放置しておけば、中国やインドなどの新興国の経済発展も加わって、今まで以上に危機的状況が加速されていきます。

今や、地球の環境問題は、世界各国共通のグローバルな問題です。
ですから、以前から国際会議などを通じて世界的な取り組みがなされるようになってきました。
地球環境のバランスを維持するためには、待ったなしで本気で取り組まないと取り返しのつかないことになるのです。
一度絶滅した生物を再生することは出来ないのですから。

このように書いてきて、以前No.42 金子みすゞの詩のご紹介 その2 『大漁』ご紹介した、女流詩人、金子みすゞの『大漁』という詩を思い出しました。
人類の側からみれば、地球資源の大量消費によって絶えざる生活向上を果たしてきました。
一方、地球からみれば、人類は環境を破壊するガン細胞に他なりません。
これからでも遅くありません、素晴らしい地球の環境維持のために、自らガン細胞から善玉細胞に変身すべきなのです。
人類という、今の地球にとってのガン細胞には英知があるのですから。

 
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