2024年04月21日
No. 5874 ちょっと一休み その925 『生成AIはアイデアの本質を究極的に体現している』
アイデアの定義については以下の通りで、これまで何度となく繰り返しお伝えしてきました。
・アイデアは既存の要素の組み合わせである
・アイデアは存在し、発見するものである

なお、生成AIはデジタル化した様々な情報をもとに人間の要求に応じて、これらの情報を組み合わせることによって答えを作り出してくれます。
そして、時代の経過とともにデジタル化した様々な情報は無限に増え続けていきます。
このAIの圧倒的な情報の収集力、および吸収力に全人類の知の総和は及ばなくなり、シンギュラリティ(こちらを参照)を迎え、その先もどんどん人類の総和に差をつけていきます。
ですから、生成AIはアイデアの本質を究極的に体現していると言えます。

一方、私たち人類からすれば、こうした生成AIは何事においても、とてつもないアシスタント、あるいは並外れたアドバイザーと言えます。
ですから、人類は生成AIとタッグを組むことで、その気になれば、短期間のうちに質、量ともにアイデアを量産出来るようになるのです。
このようなスピーディな技術の進歩は人類史上初めてです。
こうしたことから、今や私たちはAI革命の真っただ中に突入しつつあると言えます。

ということで、今後、私たち人類に最も求められるのは生成AIをうまく使いこなす能力だと思います。
ただし、使い方を誤り、生成AIを悪用すれば、人類を破滅に導くこともあり得るので要注意です。
悪用出来るアイデアも無限に存在するのですから。

なお、今、世界各国では、こうした生成AIの悪用を防ぐための対応策をいろいろ検討している状況ですが、残念ながら、その間にも悪用は次々に次々に発生しています。

 
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