2024年02月11日
No.5814 ちょっと一休み その915 『 人を動かす要件とは!』
人を動かす要件は何か、いろいろ考えてみました。
その結果は以下のとおりです。
・お金
・生き甲斐(家族や友人などとのコミュニケーション、働きがい、趣味、社会貢献、征服欲、権力欲など)
・感動
・誰かを好きになること
・他人から褒められること
・名誉
・嫉妬
・恨み

なお、「人はパンのみに生きるにあらず」というイエスキリストの言葉がありますが、逆に言えば、まずパン(食料)を食べなければ、誰も生きていけないのです。
そして、自給自足をしている人は別にして、食料を入手するためにはお金が必須なのです。
そして、次は最低限の生活を営むために、住む家、あるいは電気、ガス、水道といったインフラのサービスが必須になります。

こうした暮らしをするうえで、モノを入手したり、サービスを受けるためにお金が必要なのです。
ですから、最低限の生活が確保するために、まずお金が必要なのです。
しかも、お金次第で、世の中には沢山のモノを買ったり、サービスを受けたりすることが出来ます。
ですから、世の中にはお金次第で心を動かされる人たちが沢山いるわけです。
ですから国内外を問わず、政治家の中にはお金で自分の選挙戦を有利にしようとする人がいるわけです。
その結果、政治家は“政治にはお金がかかる”とおっしゃっているのです。

さて、こうして、ある程度のお金を得たうえで、人は“心を持った生き物”なので、生き甲斐を求めたり、感動したり、誰かを好きになったり、他人から褒められたいと思ったり、名誉を求めたり、嫉妬したり、恨みを持ったりという“思い”を持ち合わせています。
そして、こうした、いろいろな“心のありよう”が組み合わさって人を動かす要因となると考えられます。

なお、ビジネスの世界では、カーネギーの「人を動かす」三原則という有名な以下の原則があります。

1.相手を批判しない
2.素直で誠実な評価を与える
3.強い欲求を起こさせる

また、こちらには以下の記述があります。

人を動かすためには、相手に自らの意思で行動を起こさせるよう働きかけることが重要です。デール・カーネギーは、そのためには相手の立場に身を置き、相手の視点から物事を考えることが大切だと記しています。平たく言えば相手の気持ちになり、どうすれば「行動したい!」という欲求のトリガーを引けるのかを考えて働きかけることが大切なのです。

このカーネギーの「人を動かすためには、相手に自らの意思で行動を起こさせるよう働きかけることが重要」というのは、まさにその通りだと思います。

その、“相手に自らの意思で行動を起こさせるよう働きかけること”の具体的な方法ですが、冒頭の人を動かす要件をうまく組み合わせて、それぞれの相手に向き合うことが求められるのです。
なお、こうした基本的な考え方はビジネスに限らず、あらゆる場面において適用出来ると思います。

 
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