2024年01月01日
アイデアよもやま話 No.5779 私たちは皆、地球家族の一員なのです!
このブログをご覧の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年もこれまで同様に、地球環境問題やエネルギー問題など様々な分野において、アイデアの観点から私の思うところをお伝えしていきます。
少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

さて、私たち、人類は現在、それぞれの国の国民として、異なる制度や文化の中で暮らしています。
そして、どの国においても多くの国民は争いのない平和な中での自分らしい暮らしを望んでいるはずです。
ところが、人類の誕生以来、争いの絶えない時が流れてきました。
そして、技術の進歩は兵器の世界においても例外なく進み、今や、現存する核兵器だけでも、万一使用されるようなことが起きれば、人類はおろか、地球規模で多大な影響を及ぼしかねないのです。
なお、「もし大量の核爆弾を世界中で一斉に爆発させたら何が起こるのか?」について取り上げたネット記事があります。(こちらを参照)
これは極端な例ですが、もし現在の米中対立が激化して核兵器が使用されるようなことになれば、ネット記事にあるような状況が地域によっては起こり得るのです。
なお、局地核戦争でも人類は滅亡するという研究結果もあります。(こちらを参照)

そして今、私たちは戦争、および核兵器の使用において、以下のように時代が逆行しているのではないかと思われるくらいの状況に置かれています。
・ロシアによるウクライナ侵攻
・イスラエルとハマスのガザ地区での戦闘
・中国による台湾侵攻をきっかけとした米中の戦争勃発リスクの高まり

こうした中で、アメリカ、ロシア、中国は核保有大国であり、イスラエルも核兵器を保有していると広く思われています。
ですから、状況次第で核兵器の使用が現実のものとなり得るのです。
実際にロシアのプーチン大統領は戦術核兵器の使用をちらつかせています。

こうした国際情勢の中で、私たち一人一人はなすすべもなく、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルとハマスの戦闘が早く終結して、これ以上戦争の犠牲者が出ないようにと願うばかりです。
同様に、中国による台湾侵攻が起きないようにと願うばかりです。

このような状況において、あらためて思うのは、「私たちは皆、地球家族の一員である」ということです。
今を生きる私たちは皆、同じ時代を生きる、かけがえのない人類の一人なのです。
また、私たちはそれぞれの国の国民である前に人類という、とても大きな地球家族の一員なのです。
そして、私たち一人一人には平和で心地よい暮らしを次の世代にバトンタッチする責任があるのです。
しかし、残念ながら覇権主義国家やテロ組織は平和よりも自らの夢、あるいは自らの保身を最優先して、武力に訴え、多くの人たちに犠牲を強いているのです。
また、グローバル化の進んだ現在、例えばロシアによるウクライナ侵攻に際しては、世界中の多くの国々の経済にも少なからず影響を及ぼしています。

こうした状況において、国を問わず私たち一人一人は「私たちは皆、地球家族の一員である」という信念のもと、世界各国の国民一人一人が連帯して平和を願い、行動に移すことが今こそ求められているのです。
私たち一人一人は無力でも一人一人が連帯して行動に移せば、“みんなで渡れば怖くない”で覇権主義やテロ組織に立ち向かい、勝利を収めることは出来るのです。
なぜならば、覇権主義国やテロ組織のリーダーも国民の支援なくして自らの意思を貫くことは出来ないからです。
ですから、中国の習近平国家主席もロシアのプーチン大統領もテロ組織のリーダーも実は国民の反乱を最も恐れており、常に国民が権力に逆らうような動きをしたり、反乱を起こさないように警戒しており、分断を図ろうとしているのです。
こうした国家権力に対して、世界中のより多くの人たちが国民という枠を飛び越えて、地球家族の一員として、家族が困っている時にはお互いに助け合い、喜こびは分かち合うといった心の持ち方をし、連帯して、どこかの国際平和を乱すような、あるいは国民の暮らしをないがしろにするといった、理不尽な動きをする独裁政権に対して対抗することが求められるのです。
どんな国の指導者も世界各国の国民が連帯した動きを封じ込めることは不可能であり、そのパワーには屈せざるを得ないのです。
要するに、私たちは皆、地球家族の一員であり、それぞれが連帯して行動に移すことにより今よりもずっと暮らし易い国際社会が実現出来るというわけです。

ということで、習近平国家主席やプーチン大統領に期待しても無理ですが、より多くの世界各国のリーダーにも“まず隗より始めよ”で、「私たちは皆、地球家族の一員である」ということを念頭に置いて、国内政治、および外交などに取り組んでいただきたいと思います。

 
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