2023年08月05日
プロジェクト管理と日常生活 No.829 『ロシアが脅すとんでもない核兵器の脅威』
ロシアによるウクライナ侵攻は開始以来1年半近く経っても休戦の見込みは立っていません。
そうした中、2月27日(月)付けネット記事(こちらを参照)でロシアが脅す世界最大級火山への「サルマト攻撃」と核魚雷「ポセイドン」の脅威について取り上げていたのでその内容の一部をご紹介します。 

・ウクライナに侵攻し1年が経ったが、ロシアのプーチン大統領は「以前と同じようにわれわれは3大核戦力の強化にさらに多くの関心を注ぐだろう」と宣言。
・3大核戦力とは大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、長距離戦略爆撃機を意味する。
(「サルマト攻撃」の脅威)
・このほど、ロシア国営テレビ『ロシア1』のトークショーで、『サタン2』と呼ばれる大陸間弾道ミサイル『サルマト』の使用方法について、ある軍事専門家が恐るべき次のシナリオを披露した。
-サルマトは1度に大量の核弾頭を搭載できる特殊兵器で、防衛システムを構築することは不可能
-これは米国がサルマトに対し、脆弱であることを意味しており、米国領土で最も恐れられているイエローストーン火山に脅威を与えているということである
-サルマトは1万1000キロ以上の射程を持ち、マッハ20の超音速で飛行し、10〜16個の核弾頭を搭載でき、それが世界最大のマグマだまりがあるイエローストーン火山を直撃し、『破局噴火(超巨大噴火のこと)』が起きれば、大量の火山灰はヨーロッパにまで届く
-噴煙と火山灰で太陽の光は遮られ、地球の平均気温は10度下がるとまでいわれており、人類に対する最大の脅威となる

(「黙示録の兵器」と呼ばれる核魚雷『ポセイドン』の脅威)
・昨年7月に全長約184メートルのオスカーII級潜水艦「ベルゴロド」が就任、ここにポセイドンを搭載予定である
・ポセイドンは水の中を進み、海中で爆発すると放射性物質を含む高さ500メートルもの津波を発生させる
・ポセイドンは最大100メガトンの核弾頭を搭載出来、イギリスの海岸近くでこの魚雷が爆発すれば最大500メートルの高さの津波がイギリスをのみ込み放射能の砂漠と化すとロシアはイギリスを“威嚇”した
・米国が標的にされた場合も同様で、ニューヨークの自由の女神は高さ93メートル、エンパイアステートビルは443メートルで、これらを津波が飲みこみ、海岸の大部分は数十年間は居住不能となる
・ポセイドンは水深1000メートルの深さを時速130キロで進むため、通常のミサイルでは迎撃困難、“使えば世界が終わる”といわれる

(世界の主要国はロシアが核兵器を使わぬよう再三にわたり要請しているが・・・)
-ロシアの核兵器使用については欧米だけではなく、中国やインドも使わぬよう再三にわたり要請している
-現時点で使用する兆候はないが、このまま戦局が悪化すれば、過去に例がないほど緊張がピークに達することも考えられる
-核を使えば、ロシアは壊滅的な報復を受ける。戦局を一変させるために使った核兵器が逆に戦局を悪化させる。そう合理的に考えられるうちはいいが、追い込まれたプーチン大統領が錯乱状態に陥った時が怖い」(全国紙国際担当記者)

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

こうしてみてくると、ロシアの保有する核兵器が使われるだけで、人類は破滅し、地球温暖化対策も無意味になってしまいます。
更にNATOや中国も参戦して核兵器を使用するようなことになれば、人類の破滅の度合いは一層高まります。
勿論、万一、日本がこうした核兵器の標的になれば、日本は消滅の危機を迎えることになります。
ところが、ロシアのプーチン大統領は以前から、「ロシアの存続が危うくなったら核の使用も辞さず」というような内容を明言しています。

こうした状況において、救いなのは、ロシアの核兵器使用については欧米だけではなく、中国やインドも反対していることです。
ですから、この一点において、世界の主要国は団結し、どんな状況においてもプーチン大統領が誤った判断をしないように的確な対応をすることが求められます。
同様に、より多くのロシア国民に対しても、ロシアによる核の使用は、ウクライナなど他国のみならず、自国の破滅ももたらしてしまうことを伝え、ロシア国内においても“核兵器使用反対の輪”を広げることが求められます。

ということで、今や、人類存続の最大リスクはプーチン大統領による核兵器の使用だと思うのです。

 
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