2023年03月29日
アイデアよもやま話 No.5541 アメリカの研究所が画期的な核融合実験に成功!
昨年12月14日(水)付けネット記事(こちらを参照)で画期的な核融合実験の成功 について取り上げていたのでその一部をご紹介します。 

・アメリカの研究所が画期的な核融合実験に成功し、温室効果ガスや放射性廃棄物を排出せずエネルギーを供給する装置の実現に向け、大きく前進しました。
・小さな筒の中に生まれた「太陽」。ローレンス・リバモア国立研究所は5日未明、凍った水素を入れた小型の筒に192台の巨大レーザーを照射し、筒の内側で起こる核融合爆発によって水素をヘリウムにする実験に成功しました。
・投入した元のエネルギー量の1.54倍となる、3.15メガジュールのエネルギーを生成しました。
・これまで人類は、レーザー核融合実験で投入した元のエネルギー量を超えるエネルギーを得たことはなく、60年以上の実験を経て、初めて成功しました。
・核融合で発電できれば温室効果ガスや放射性廃棄物を出さず、半永久的にエネルギーを供給するとされていて、究極のエネルギー供給に向けて大きな1歩となりました。

以上、ネット記事の内容の一部をご紹介してきました。

核融合実験で、投入した元のエネルギー量の1.54倍となるエネルギーを生成したということですが、安全性の向上、そして発電のコストの低下が課題になります。

また昨年12月15日(木)付けネット記事(こちらを参照)によれば、核融合の実用化には数十年単位の期間を要するという専門家の見方があります。
ですからそう簡単ではない、とてもチャレンジングな取り組みなのです。

しかし、地球温暖化の阻止は世界各国共通のとても大きな課題で、しかもその対応は急を要しています。
そうした中、核融合発電では温室効果ガスや放射性廃棄物を出さず、半永久的にエネルギーを供給出来るということなので、世界の英知を結集し、是非この技術を少しでも早く実用化させて、世界展開していただきたいと思います。
そうすれば、火力発電、太陽光などの自然エネルギーによる発電、更に原発も全て不要になるのです。
ということで、今回ご紹介した核融合発電が実用化されれば、歴史的な大発明と言えます。

 
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