2006年02月11日
No.31 結果よりもプロセスこそ大切!
これはアイデアを生み出し、かたちにすることに限ったことではありませんが、とても大切なので是非お伝えしたいと思います。
皆様は、営業部門などで、目標管理の下、今月の目標はxxxで未だxxx足りないので、是が非でも達成するように、とハッパをかけているような話を耳にされると思います。
これは、まさに目標という結果による管理です。これでは、目標を与えられた方もたまりません。
精神的重圧を受けてやり切れません。
これに対して、プロセス管理の方が無理なく目標を達成出来る、ということをお伝えしたいのです。
恐らく、なんで、と疑問を持たれる方が多いと思います。
私も長らくこれについて、俗にいう「腹に落ちる」に至りませんでした。
プロセス管理について、以下に例を挙げてお伝えいたします。
ある販売会社の営業部門が電話によるセールスをしておりました。
この部門では、いろいろなデータを取って、営業活動の効果を把握しておりました。
例えば、電話セールスをすると、
・平均して何回の電話でお客様がすぐに切らずに応対していただけるか
・すぐに切らずに応対していただけたお客様のうち、平均して何人の方から契約していただけたか
このようなデータを把握していると、平均何回電話すると新規のお客様との契約が成立するかが把握出来るわけです。
このように、データを元に目標達成するための作業、あるいは処理のプロセスを管理することがプロセス管理なのです。
言い換えれば、プロセスがしっかりしていれば、結果は自ずと後からついて来る、ということです。
ですから、プロセス管理では、最初にお話したハッパをかけるやり方は次のように変わります。
今月の目標はxxxで未だxxx足りないので、過去のデータからみるとxxx回電話すれば目標は達成出来るはずです。
どうでしょうか、このやり方だと先も見通せて、無理なく目標を達成出来ると思いませんか。

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています