2021年12月26日
No.5148 ちょっと一休み その805 『1週間ほどの入院生活で気づいたこと』
11月下旬に大腸の手術で久しぶりに1週間ほど入院生活を送りました。
今回はこの入院生活を通して感じたことをお伝えします。

入院中、3日ほどは食事無しだったり、点滴だけの食生活でした。
私たちは一般的に朝、昼、晩と3食ほぼ決まった時間に食事をしていますが、3食全く無しの生活を1日でも送ると、何となく気分的に落ち着かなくなってしまったのです。
生活のリズムが狂ったことにより、こうした気持ちになってしまったと思います。
点滴と水分補給だけでも私たちは生き続けることは出来ますが、食べるという行為そのものが私たちの気持ちを変えてくれる効果があるのです。
具体的には以下のような効果です。
・3食食べるという食のリズムを維持出来ているという安心感
・お腹が空いている時に食事にありつけた時の幸福感
・お腹が一杯になった時の満足感
・美味しい食事をした時の満足感
・家族や友人、知人、あるいは会社の親しい同僚などと会食した時の和やかな雰囲気
・食事を終えた後のリラッスク感

こうしてまとめてみると、ただ生存だけを目的にするのであれば、味などを無視して栄養価の高い食品やサプリメントなどだけでも暮らせます。
しかし、やっぱり本物の美味しい料理、あるいは手作りの家庭料理の味は違います。
また、こうした効果があるが故に以下のような効果もあるのです。
・高級料理での接待による商談成立
・地域ごとに特徴のある食文化の成立
・料理の専門家などにより開発された美味しい料理との出会い

ということで、食べるという行為に関連して、私たち人類は単なる生存目的以外にもいろいろなメリットを享受しているということを入院をきっかけに再認識しました。

 
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