2021年08月17日
アイデアよもやま話 No.5036 CO2排出量ゼロの水素エンジン!
4月22日(木)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でCO2排出量ゼロの水素エンジンについて取り上げていたのでご紹介します。
なお、日付は全て番組放送時のものです。

快適な走行と脱炭素を両立する技術としての開発を急ぎます。
トヨタ自動車は水素を燃やして走るエンジン車を開発し、量産を目指す方針を発表しました。
CO2を出さず、現行のガソリン車の部品を活用出来るのが特徴で、新たな環境車として期待されています。
まずは来月実施される自動車レースに投入し、データを収集するということです。

以上、番組の内容をご紹介してきました。

なお、この水素エンジン車は5月に開催された24時間の耐久レースを完走し、その後、大分県で行われた5時間のレースでも完走したと報じられています。

現在、クルマの世界はガソリン車からEV、あるいは燃料電池車へのシフトが一般疫な考え方です。
しかし、CO2排出量ゼロがそもそもこうした狙いであるならば、燃料電池車と同類の水素を燃やして走るエンジン車であってもこの狙いを達成することが出来るのです。
こうしたアイデアはまさに“コロンブスの卵”です。

そしてトヨタ自動車はこの新たなエンジン車を開発し、既に2つの自動車レースに参加して完走したといいます。
ですから、もし、この新たなエンジン車が以下の要件を満たせば次世代のクルマの新たな道筋を切り開くことが出来ると期待出来ます。
・既存のエンジンがほとんどそのまま使用出来る
・水素のフル充填での航続距離が長距離ドライブに対応出来る
・既存のガソリン車と同等か、より低価格で購入出来る
・設計寿命が既存のガソリン車と同等か、それ以上である
・既存のガソリンスタンドなどで水素燃料を充填出来る
・十分な安全性が確保出来る

 
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