2021年07月31日
プロジェクト管理と日常生活 No.704 『新型コロナウイルス感染リスク対応策としてのワクチン接種の効果的な活用方法』
つい最近までワクチン接種は他の先進国に比べて遅々として進んでいなかったのが職域接種の加速といったような企業などの協力もあり、いろいろと問題を抱えながらも動き出しました。
そうした中、ワクチン接種が実際にどの程度感染リスクに効果があるのか気になっている方もいらっしゃると思います。

そうした中、7月6日(火)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で感染者は十分な抗体量を得られないことについて取り上げていたのでご紹介します。

アメリカのニューヨーク大学のチームによると、コロナに感染した101人の血液を調査したところ、効果が高い抗体を十分に持つ人はわずか6%でした。
また、長崎大学病院のグループがファイザー社製のワクチンについて、新型コロナウイルスに感染した人もワクチンを接種しないと十分な抗体量を獲得出来ないという研究結果をまとめました。
ただ、感染した人はワクチンを1回接種すれば、2回接種した人と同じ抗体量を得られたということでした。

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

また、7月1日(木)放送の「あさチャン!」(TBSテレビ)で変異ウイルスに対するワクチンの接種効果ついて取り上げていたのでご紹介します。

ワクチンを巡って、ワクチンの効果を最大で5分の1に弱める恐れがある変異ウイルスが南米で猛威を振るっています。
その変異ウイルスはペルーで初めて見つかった「ラムダ株」と呼ばれるものです。

以上、番組の内容の一部をご紹介してきました。

上記の内容を以下にまとめてみました。
・新型コロナウイルスの感染者でも効果が高い抗体を十分に持つ人はわずかであること
・従って、感染者もワクチンを接種しないと十分な抗体量を獲得出来ないこと
・ワクチンを巡って、ワクチンの効果を最大で5分の1に弱める恐れがある変異ウイルスが南米で猛威を振るっていること

こうしてまとめてみると、今後とも次々に登場してくると見込まれる変異ウイルスへの感染リスク対応策として以下のようなものが考えられます。
・ワクチン接種候補者として挙げられている人は特別な理由のない限りワクチン接種を受けること
・ワクチン接種をしないままでのコロナ感染者は1回のワクチン接種を受けること
・新たな変異ウイルスに対抗するワクチンを継続的に開発し、インフルエンザと同様に定期的に上記のワクチン接種候補者はワクチン接種を受けること

 
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