昨年12月18日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で水やり不要のプランターについて取り上げていたのでご紹介します。
1ヵ月程度であれば水やり不要のプランターが株式会社インヴィゴより販売されています。
CEOの鎌田貴俊さんは次のようにおっしゃっています。
「上のコンテナを外すと、水が入るタンクになっています。」
専用プランターの下の部分のタンクに水1リットルと液体の栄誉剤を入れます。
そして、上のコンテナには特殊な土を入れます。
鎌田さんは次のようにおっしゃっています。
「人工の土の中に空洞が沢山入っていまして、この空洞の中に水と栄養素がしっかり保持されることになります。」
電源とつなぐと約3時間に1回水が流れます。
余分な水は再び下のタンクに溜まり、それを繰り返す循環システムになっています。
通常、長期間水を入れておく水耕栽培は水が汚れて植物の根を腐らせますが、このプランターでは循環の過程で水に空気を含ませるため、根が腐ることにはならないといいます。
今、新型コロナウイルスの影響でお家時間が増える中、ガーデニングを始める人も多く、ニーズはあると見ています。
商品名は「ボタニウム」で価格は1万6500円(税別)とかなり高めですが、年間1万台の販売を目指します。
なお、鎌田さんは次のようにおっしゃっています。
「このプランター、コードレスにするというアイデアもあったんですけども、環境に非常に配慮しまして、脱電池、省エネ設計になっていますので、1ヵ月差していただいても電気代は0.1円程度しかかかりませんので。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
水やり不要のプランター、確かにオフィスやイベント会場などで、あちこちにプランターを置くような施設においては、水やりの手間がはぶけて、便利だと思います。
また、「ボタニウム」の電気代が1ヵ月に0.1円程度しかかからないというのはとても優れた省エネ設計だと思います。
ですから、この程度の消費電力量であれば、小型のバッテリー搭載にしてコードレスにしても良いのではないかと思います。
また、コードが必要となると、コードを足でひっかけたりすることもあり、また美観を損なうことにもなります。
更に、脱電池であれば、コードの長さを気にすることなく、自由に配置することも出来ます。
ということで、「ボタニウム」の電源については、コードと電池との2電源を選べる方式にしたら良いのではないかと思います。
一方、私の経験からすると、自宅のリビングルームにゴムの木のプランターが1つということもありますが、定期的に自分で水やりをすることで、言葉でのコミュニケーションは勿論ありませんが、水やりにより何となくゴムの木との間で心が通い合っているような気持になることがあります。
また水やりをするのはささやかな気分転換になり、葉の一部が枯れてきたり、成長の過程を実感出来ます。
ですから、私は自宅のプランターにおいては原則として自らの水やりをお勧めします。
そして、何よりも1万数千円の出費が不要です。
いずれにしても、たった1つのプランターがあるだけでも、場の雰囲気が変わるということから、植物はヒトの気持ちを癒す優れたパワーがあると思うので、お勧めです。
勿論、犬などペットのこうしたパワーは植物以上だと思います。