2020年10月09日
アイデアよもやま話 No.4769 ホリエモンによる「マスク拒否」を巡る餃子店との応酬に思うこと!

新型コロナウイルスの感染拡大で、「3密」(密閉・密集・密接)の回避策として、今やマスクの着用があらゆる場所に広がっています。

その背景にはコロナ禍が収束したとは言えない状況が続いているからです。

そして、今や外出の際に行きかう人たちを見ていると、ほとんど全てと言っていいくらい多くの人たちがマスクを着用しています。

こうした状況において、ストレス発散の一つとして私もたまに外食に出かけます。

多くのお店の入り口にマスク着用”の張り紙などがあります。

更に先日行った焼き肉店では、ドリンクなどを取りに行くなど席を離れる際には“マスク着用”をするようにとの依頼の表示がありました。

そして、どのくらいの人がドリンクコーナーに行く際に実際にマスクを着用しているのか、席から眺めていたら100%の方が着用していました。

また、お店によっては、ソーシャルディスタンスでお客同士が向き合わないように椅子を1席おきに配置しているのを見かけます。

そして、店内の通気をよくするために換気扇や扇風機などを設置しているお店も見かけます。

そうした中、9月26日(土)付けネットニュース(こちらを参照)でホリエモンによる「マスク拒否」を巡る餃子店との応酬について取り上げていたのでその要旨をご紹介します。 

 

「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文さん(47歳)が飲食店を訪れた際、同伴者がマスクをしていなかったため入店を拒否されたとSNSに書き込み、それに対し、店側は「タチの悪いクレーマー」と猛反論し、泥沼の様相を呈しているといいます。

 

以上、ネット記事の要旨をご紹介しました。

 

コロナ禍において、冒頭でもお伝えしたように今や“マスク着用”は完全に定着しています。

そして、PCR検査を受ける人の数は増えているとは言え、日本は海外に比べるとまだまだ少ない状況です。

ですから、実際の感染者数は分からず、PCR検査を受ける人が増えれば、その分感染者数が増え、私たちはその数に一喜一憂するような状況です。

また新型コロナウイルスに感染しても無症状の患者も多いといます。

ですから、こうした不安感から多くの人たちは少しでも感染しないように、また万一自分が感染した場合、周りの人に移さないようにということから“マスク着用”が普及しているのです。

 

さて、こうした状況において、堀江さんによる「マスク拒否」を巡る餃子店との応酬を見てみると、あらためて“マスク着用”について考えさせられました。

そして以下にこうしたお店に入店する際のお客、そしてお店側のそれぞれの言い分を整理してみました。

(お客)

・店内での食べる時以外の“マスク着用”はそのたびに着用するのは面倒である

・マスクを忘れることもある

・店内で新型コロナウイルスに感染するのは避けたい

・万一自分が新型コロナウイルスに感染していたら、店内で自分が他のお客や店員に感染させるのは避けたい

・他のお客がマスクを着用しないでドリンクコーナーなどにいるのを見かけると、その人が感染していたらなどと想像すると不安感を持ってしまう

 

(お店)

・お客には店内での“マスク着用”をお願いしたい

・万一従業員が新型コロナウイルスに感染していたら、店内でお客に感染させるのは避けたい

・お客がマスクを着用しないでドリンクコーナーなどにいるのを見かけると、その人が感染していたらなどと想像すると不安感を持ってしまう

・万一店内から感染者が出てしまい、それが公になると一定期間お店を休業しなければならないので、それは絶対に避けたい

 

こうしてまとめてみると、お客、およびお店のコロナ禍におけるあり方が見えてきましたので以下にまとめてみました。

(お客)

・マスク着用をおっくうがらずに、自分が新型コロナウイルスに感染していると他のお客や店員に感染させてしまうかもしれない、あるいは他のお客から感染するかもしれないという前提で、外出の際にはマスクの着用を習慣化する

・お店によって多少、新型コロナウイルスの感染対策が異なるが、“郷に入れば郷に従え”でお店の依頼に快く従う(どうしてもお店の対応が気に入らなければ、他のお店に行けばよい)

 

(お店)

・お客に対して、新型コロナウイルスの感染対策については強制的な姿勢ではなく、丁重にお願いする

・マスクを忘れて来たお客用に、ある程度のマスクの在庫を用意しておく

 

なお、今回の餃子店での応酬のケースでは、もしお店側がマスクを忘れて来た人にマスクをあげていれば、その後の展開は違っていたのではないかと思われます。

また、こうしたお店の対応はお客のお店に対する印象を良くします。

実際に、お店によってはこうしたお客用にマスクを用意しているところもあります。

 

ということで、お店とお客がお互いにちょっとしたことにカッとならずに、新型コロナウイルスの感染拡大阻止に自分の立場で何が出来るかを考えることによって、お互いにコロナ禍をより気持ちよく暮らしていけると思うのです。


 
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