3月14日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で紙パックに付く哺乳器について取り上げていたのでご紹介します。
哺乳瓶に決められた量の粉ミルクを入れて、決められた量のお湯を入れます。
後は粉ミルクをよく溶かして、人肌になるまで水で冷まします。
最後に熱くないかと温度を確認したりとか、赤ん坊用のミルクづくりには結構手間がかかります。
そうした中、昨年日本でも解禁された乳児用液体ミルクですが、子どもに飲ませるためには哺乳瓶に移し替える手間が必要でした。
ところが、紙パックに付く哺乳器がジェクス株式会社により開発されました。
開発部の赤木 里紗さんは次のようにおっしゃっています。
「哺乳瓶を販売するメーカーとして、既存の飲み口を活用して、移し替えることなく、紙パック飲料を飲める方法を考えて開発しました。」
使い方は、まず紙パックの耳の部分の片方を起こします。
その耳にこの哺乳器を差し込んで、哺乳器のノズルをストロー口に差し込んで固定するだけです。
実際にこの紙パックに付く哺乳器を使ってみた、主婦のMさんは次のようにおっしゃっています。
「気軽にミルクやジュースをあげることが出来て、すごい便利だった。」
ミルクだけではなく、乳児用のお茶やジュースにも対応出来るのでお出かけにも便利です。
商品名は「チュチュ 紙パック用乳首」で価格は550円(税込み)です。
赤木さんは次のようにおっしゃっています。
「(これまでは)お湯が必須になってくるので、魔法瓶や哺乳瓶も必要になるので、その辺、かなり荷物がコンパクトになります。」
「あと飲料は外出先でも買うことが出来るので、赤ちゃんの飲みたい気持ちにすぐ対応出来ると思います。」
なお、Mさんが海外旅行に行った時、飛行機の中で赤ちゃんにミルクをあげる時に紙パックに付く哺乳器がすごく便利だったといいます。
また、赤ちゃんが夜泣きをした時に、そばでミルクを用意するのはとても大変ですが、枕元に紙パックを置いておいて、紙パックに付く哺乳器を使えば、すぐにミルクをあげることが出来るので、ミルクをあげる側にとっても赤ちゃんにとっても良いのです。
また、赤ちゃんがミルクを飲み終わった後の処理も飲み口の部分を洗うだけで済みます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
番組を観ていて、自分の子どもが赤ん坊の時に、たまにですがミルクをあげた時のことを思い出しました。
確かにミルクを飲ませるまでの一連の作業は面倒さを感じました。
しかし、昨年日本でも乳児用液体ミルクが解禁され、紙パックに付く哺乳器も市販化されたことによりミルクを飲ませる手間は随分楽になったと思います。
こうした日常生活における一つひとつの行為を楽にしてくれる商品やサービスの登場が私たちの生活向上をもたらし、自由なプライベートタイムを増やし、同時に経済の活性化につながるとあらためて思いました。