2月17日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で”抗ウイルスシート”について取り上げていたのでご紹介します。
感染経路が分からない新型コロナウイルスの脅威により、テレワークや時差出勤を促す企業が相次いでいます。
そうした中、アキレス株式会社では受付のタッチパネルになぜかフィルムシートが貼られていました。
電話の把手やドアノブにも貼られています。
このような公共の場所で多くの人が触る場所は気になります。
こうしたアキレスの社内で貼られているフィルムシートは、貼った場所に付いたウイルスを減らしてくれる効果があるということで、今注目を集めているといいます。
化学素材メーカーのアキレスが開発した”抗ウイルスシート”(商品名「アキレス ウイルセーフ」)は、インフルエンザウイルスやノロウイルスなどを減らすことが出来るのです。
アキレスはアマゾンを通じて販売していますが、注文してから1ヵ月以上の待ちが出るほど人気の状態です。
アキレス フィルム販売部の越智 久生さんは次のようにおっしゃっています。
「銅の粒子が混ぜ込んでありまして、この粒子がウイルスにアタックして、ウイルスの活動を弱めると。」
「約15分で99.9%付着したウイルスを減少させる。」
そのフィルムシートをインフルエンザウイルスに付着させた顕微鏡写真、そして1時間後の結果、ウイルスを99.9%以上減らすことが出来ました。
アキレスではドアノブだけでなく、多くの人が利用するコピー機や自動販売機のボタンのところにまでフィルムシートを貼っています。
3年前に業務用に発売したこのフィルムシート、勿論新型コロナウイルスに効くとはうたっていません。
しかし、越智さんは次のようにおっしゃっています。
「自動車メーカーさんですとか、ホテルさん、病院さん、それからタクシー会社さんとか、様々なところから引き合いをいただいております。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
アキレスで開発された”抗ウイルスシート”ですが、インフルエンザウイルスの場合、付着させて1時間後にはウイルスを99.9%以上減らすことが出来たといいます。
しかし、新型コロナウイルスに効くとはうたっていません。
それでも多くの企業や病院から引き合いがあるということは、いかに新型コロナウイルスに対して、“藁をもつかむ”状態になっているかが分かります。
一方、報道によると、ドアノブやエレベーターのボタン、あるいは電車内の手すりなどに付着した新型コロナウイルスを介して感染するケースも見受けられるといいます。
ということで、アキレスには早急に”抗ウイルスシート”が新型コロナウイルスに対しても効果があることを実証実験で確認し、国内外を問わず、積極的に販売を展開していただきたいと思います。