2007年05月04日
No.529 バイオエタノールの行方!
バイオエタノールについては、No.421 近づいている食料・燃料危機!No.478 生ごみからバイオエタノール!などこのブログでも何回か取り上げてきました。
そのバイオエタノール入りガソリンがいよいよ日本でも4月27日(金)から試験販売され始めました。
地球温暖化の抑制だけでなく、苦境が続く農家の救済にもつながる、として関係者の期待は高まっているそうです。
ところが、4月27日(金)付け読売新聞の朝刊に「バイオエタノールにより温暖化ガスが増加の試算もある」という内容の記事が掲載されていました。
その理由は、二酸化炭素の数百倍の温室効果を持つ亜酸化窒素が、耕作に使う肥料から出るからです。
確かに、原油の枯渇が心配されるなかで、代替燃料としてバイオエタノールは必要だと思います。
でも、どのくらい効果があるのかきちんとした裏づけを確認する必要があると思います。
また、バイオエタノールはサトウキビやとうもろこしなど既存の食料や肥料ともバッティングがあり、これらの価格上昇を招く問題があります。
ですから、日本のような資源小国としては、将来的に生ごみや太陽エネルギーなど他のエネルギー源を模索すべきではないかと思うのです。

 
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