2020年02月14日
アイデアよもやま話 No.4565 回生ブレーキの威力を侮るべからず!

自動車の回生ブレーキの装備は既に普及しつつあります。

そうした中、昨年、たまたま電気自動車(EV)、日産「リーフ」の回生ブレーキの威力を知りましたのでご紹介します。

 

「リーフ」(現行モデル)に装備されているeペダルは、発進から加減速、停止まで、アクセルペダルの操作だけで 速度が調整出来るものです。

アクセルペダルを緩めると、モーターで減速し、ブレーキペダルを踏んだ場合と同等の最大0.2Gの減速感が得られます。

また、「Bモード」は通常の「Dモード」に対して、アクセルペダルを戻した時の回生ブレーキが強めに作動します。

日産自動車の欧州部門は、平均的なリーフドライバーは、1万8000km走行すると744kWhのクリーンエネルギーを再生します。

 

以上、「リーフ」における回生ブレーキの威力についてご紹介してきました。

 

さて、私の自宅は太陽光発電とオール電化を導入しており、年間電力消費量はざっと6500kwh〜7000kwhです。

そして、その45〜50%は太陽光発電で賄っています。

また、初代「リーフ」からEVに乗り始め、今は40kwhのバッテリー搭載のニューモデルに乗り換えています、

なので、日産自動車の欧州部門による平均的なリーフドライバーの場合のデータから類推すると、私の場合は年間ざっと600khwを回生ブレーキで発電していることになります。

我が家の場合で言えば、これは年間電力消費量のざっと1割程度に相当します。

別な表現をすると、太陽光発電の発電量は一般的に発電出力1kwの太陽光パネルで年間発電量は1000kwhですから、リーフは発電出力600wほどの太陽光パネルを積んで走行しているとも言えます。

1kwh当たりの走行距離6.5kmで概算すると、ざっと4000kmの走行分は回生ブレーキの発電量で賄っていることになります。

ですから、「リーフ」の電費の良さは回生ブレーキによる発電に依存している割合がとても大きいと言えます。

逆に言えば、普通のガソリン車は回生ブレーキを搭載していない分、エネルギーをとても無駄な状態で走行していることになります。

 

ということで、「リーフ」に限らず、“回生ブレーキの威力を侮るべからず”です。


 
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