昨年9月11日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でカット野菜を一瞬でスープにしてしまう商品について取り上げていたのでご紹介します。
カット野菜を一瞬でスープにしてしまう商品「スープ仕立てのサラダ用」が野菜の新しい食べ方として開発されました。
作り方は耐熱式のお皿にカット野菜を入れて、チキンなどの具材が入ったソースを入れて沸騰したお湯をかけるだけです。
すごく簡単ですが、ポイントは沸騰したお湯を使うことです。
この商品を開発したキューピーの開発企画チームの北條 有希さんは次のようにおっしゃっています。
「熱湯を冷たいサラダとこの(商品の)ソースにかけることで、少しずつ温度が下がるようになっておりますので、食べる時には丁度いい65℃ぐらいになるというような設計になっております。」
サラダの食感を生かすことが大変だったそうで、沸騰したお湯をかけると、65℃前後になるようにソースや具材の量が調整されているのです。
番組の取材スタッフが実際に食べてみると、お湯をかけているのに野菜のシャキシャキ感はまだ残っており、鍋料理のように野菜がシナシナにならずに食感を楽しめるところが飽きずに食べられるといいます。
なお、「スープ仕立てのサラダ用」シリーズの味は「生姜白湯ソース」と「ごま豆乳ソース」の2種類で価格は共に227円です。
寒い時に手軽に野菜を獲ることが出来そうです。
実はこのソースに若い女性に大人気のチーズやキムチ、そしてサラダチキンをちょい足しするというレシピを取材スタッフがキューピーの方に提案したところ、美味しいと大好評でした。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
今や、インスタントラーメンやボンカレー、ご飯パックなどに限らず、冷凍食品や半加工食品などを購入して電子レンジでチンしたり、お湯を沸かして注ぐだけで、いろいろな食品を自宅で手間をかけずに食べることが出来るようになってきました。
更に、最近ではサラダや野菜類を洗ったりカットしたりせずにそのまま食べることが出来るようなかたちの商品も普及しています。
今回ご紹介した商品は、こうした流れの中でより手作り料理に近いかたちで手軽にカット野菜を食べられるようにした商品だと思います。
そこで、実際に「ごま豆乳ソース」を購入して試食することにしました。
確かに、カット野菜の上に「ごま豆乳ソース」をかけて熱湯を注ぐだけで手軽に野菜スープを楽しむことが出来ました。
ここで気づいたことが3つあります。
1つ目は、ソースとカット野菜との分量のバランスです。
あまりカット野菜の量が多すぎるとスープとしての味が薄まってしまうからです。
2つ目は、きちんと熱湯の量を守らないで注ぐと、同じく味が薄くなってしまいます。
3つ目は、熱湯を注いでもスープとしての暖かさに欠けると感じた時には電子レンジでのチンが必要だということです。
いずれにしても「ごま豆乳ソース」を試食した限り、スープの味としては悪くないと思いました。