6月14日(金)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)で空気が要らないタイヤについて取り上げていたのでご紹介します。
アメリカの自動車メーカー、GM、ゼネラルモーターズとフランスの大手タイヤメーカー、ミシュランが空気が要らないタイヤ(エアレスタイヤ)を共同開発しました。
このタイヤ、弾力性のあるゴムや樹脂などで出来ています。
車両の重さを支え、衝撃を吸収することが出来ます。
5年後の実用化を目指しているそうです。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
なお、関連記事についてネット検索したところ、見つけたので以下にご紹介します。(詳細はこちらを参照)
構造は、ホール部と路面に接触するトレッド面をスポークのようなゴム製(樹脂製?)の柱でつないだ構造になっています。
柱のクッション部分がこれまでのタイヤの空気の役割を果たしているわけです。
勿論、エアレスタイヤの開発は、ミシュランだけでなく、ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」や、トーヨーゴムの「ノアイア」、住友ゴムの「ジャイロブレイド」など、タイヤメーカーごとに開発が進められています。
なぜ各メーカーがこぞってエアレスタイヤの開発を行っているのかというと、環境問題もありますが、もう1つ見逃せないのがレベル4(限定した場所でドライバーを必要としない自動運転)以上の車のタイヤのメンテナンスフリーです。
運転にドライバーの介入を期待しないため、タイヤは空気圧の管理不良やパンクによって引き起こされる様々なトラブルをなくすことが求められています。
しかし、現実問題として、乗り心地など現在エアレスタイヤがクリアしなければならない問題が少なくなさそうです。
以上、ネット記事の一部をご紹介してきました。
今回ご紹介したエアレスタイヤ、5年後の実用化を目指しているといいますが、法規制などから実際にクルマで装着して走行出来るようになるのは5年以上かかるかも知れません。
しかし、5年後には自動運転車が実際に一般道を走行しているかもしれません。
自動運転車にとって、タイヤのパンクは大きな懸念となります。
ですから、自動運転車の本格的な実用化のタイミングに合わせて、自動車メーカー、あるいはタイヤメーカー、および政府によるエアレスタイヤへの取り組みを進めていただきたいと思います。
その際、是非ともオールシーズンで使用出来る機能も兼ね備えていただきたいと思います。
ということで、自動運転車の実用化はエアレスタイヤの必要性をも喚起しているのです。
更に、EV(電気自動車)の自動運転車を前提にした場合、バッテリーの充電についても、非接触充電の必要性が高まります。
ちなみに、非接触充電技術についてもいくつかのメーカーが開発に取り組んでいるようです。
このように、自動運転車の観点から見るとと、関連するいろいろな未来技術が求められてきます。