昨年11月26日(月)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で自動でフィットするタイヤチェーンについて取り上げていたのでご紹介します。
株式会社カーメイトが移動時に自動でフィットする、とても便利なタイヤチェーンも新製品(商品名:「バイアスロン セルフィット」)を昨年11月に市販化しました。
その取り付け方は以下の通りです。
まずワイヤを引っ張ってチェーンを広げます。
続いてタイヤにはめていきます。
コツをつかめば、誰でも簡単に出来るといいます。
次に、掃除機のコードをしまうようにワイヤを引っ張れば、巻取りが始まります。
そしてクルマを少し前に動かすと、ワイヤが更に自動で縮んでタイヤにフィットしてくれるのです。
一般的なタイヤチェーンは、見ずらいタイヤの内側も作業しないといけないので大変です。
そこでスタッドレスタイヤでもいいのではと思う方もいると思いますが、実は国土交通省が今年の冬から大雪の際、立ち往生が懸念される道でチェーンの装着の義務化を検討してるのです。
カーメイトは、こうした法規制で需要が増えると見込んでいます。
カーメイト タイヤチェーン企画担当の田辺 茂さんは次のようにおっしゃっています。
「今まではメインのお客様が都心部の降雪時に使っていただく方だったんですけども、多くの方に使っていただいて、より安全な状態で雪道を走行していただきたいなと・・・」
素材は樹脂で出来ているのですが、金属のスパイクが沢山付いているので、それが雪をがっちりとつかんで滑らなくなるということです。
そして、ぐるっとチェーンを回した時のチェーンとチェーンのつなぎ目の部分があまり空かないような構造になっているので、それがないと乗り心地でもあまりガタガタせずに良くなっているということです。
ちなみに、カーメイトによる商品のセールスポイントは以下の通りです。
乗り心地:振動を30%軽減
取付性 :力いらず、スムーズ取付
安全性 :登坂性能が50%アップ
なお、普通のチェーンに比べると価格は高く、3万2378円からで、現在カーメイトのチェーンは3割ほどのシェアですが、5割まで伸ばす計画です。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
以前から素材が樹脂のタイヤチェーンはいくつかのメーカーにより市販化されていますが、今回ご紹介した最新版の「バイアスロン セルフィット」は乗り心地や登坂性能が改善されています。
そして、何よりいいところは取り付けがとても簡単なところです。
ちなみに、定価はかなり高いのですが、アマゾンで検索したら定価よりかなり安く購入出来ることが分かりました。
今後とも冬用のタイヤチェーンやスタッドレスタイヤは更なる改善がなされていくと思いますが、やはりクルマのユーザーとしては季節に関係なく安全に走行出来る万能型のタイヤが理想です。
ですからタイヤメーカーには是非理想的なタイヤの市販化に向けて、開発をしていただきたいと思います。
実現すれば、冬用タイヤを購入する必要がなくなり、冬季のタイヤチェーンの取り付けも不要になるだけでなく、渋滞や事故も間違いなく減らすことが出来るのです。