2018年12月04日
アイデアよもやま話 No.4190 便利な曇らない鏡!

8月7日(火)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で曇らない鏡について取り上げていたのでご紹介します。

 

電子部品、接合材料、光学材料などの製造・販売を手掛けるデクセリアルズ株式会社(東京都品川区)が曇らない鏡を開発しました。

デクセリアルズの馬場 幸久さんは次のようにおっしゃっています。

「(曇らない鏡は)特殊なコーティングの構造は小さな網目状になっていて、水蒸気をどんどん吸い込みます。」

 

従来の鏡だと水蒸気は表面に付着して曇ってしまいます。

ところが、開発した鏡は網目状の小さな穴が水蒸気を吸収するので曇りません。

更にこの鏡、曇らないだけではありません。

従来の鏡に水を垂らすと、流れた跡がしっかりと残ってしまいます。

一方、開発中の曇らない鏡では水や油をたらしても、面白いくらいはじくので汚れも簡単に落とせるのです。

曇りにくく汚れにくい鏡はパナソニックの洗面化粧台で発売されることになりました。

ちなみに商品名は、防雲防汚ソリューション「キレイア」です。

馬場さんは次のようにおっしゃっています。

「今回は社長直轄の社内ベンチャーでプロジェクトを進めることが出来ました。」

「社長のプレッシャーを力に変えて、増々伸ばしていきたいと考えております。」

 

「キレイア」は、鏡だけではなく家やクルマの窓だとかメガネなど、いろんなところにコーティングが出来るので社内でも期待されている技術なのです。

なお、今のところ、お風呂場は水蒸気が多すぎて吸収しきれないということです。

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

これまでも鏡やクルマの窓ガラスなどの曇り止めグッズはいろいろ市販化されていますが、あまり長い期間機能するグッズは見かけませんでした。

そうした中、今回ご紹介した「キレイア」の持つ防雲防汚機能がどれくらい持続するのか気になります。

もしこれまで以上に機能の維持期間が長く、価格もそれほど高くなければ、多くの引き合いがあると期待出来ます。


 
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