6月20日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で開けづらいビニール袋を簡単に開けられる装置について取り上げていたのでご紹介します。
中学1年生の近藤 菫(すみれ)さん(12歳)が発明したのは、スーパーの小さいビニール袋を簡単に誰でも開けることが出来る装置です。
スーパーに置かれている、ひっついて開けづらいロール状のビニール袋をパッと開け易くしたホルダーです。
番組で試してみると、ビニール袋を引っ張ると樹脂でできた筒状の滑り止めに引っかかり、はがれ易くなります。
更に富士山のかたちをしたカッターでパッと切り取れます。
どうしてこの装置を作ろうと思ったのか、その理由について近藤さんは次のようにおっしゃっています。
「母と一緒にスーパーに行く時に、小さいビニール袋を開けるお手伝いをするんですけど、その時に母が濡れた雑巾を触るのが汚くて不潔・・・」
近藤さんは小学生の時に発明クラブに所属、2年前にお母さんの悩みを解決しようと1ヵ月かけて開発しました。
清潔にサッとビニール袋を開けられるということで、商品名は「Clean&easy」です。
実は第76回全日本学生児童発明くふう展で内閣総理大臣賞を受賞しているのです。
近藤さんは次のようにおっしゃっています。
「(どこかから声がかかったかという問いに対して、)まだないんですけど、実用新案を取得しているので、将来的には来るかもしれません。」
「困っている人のために役立てればいいかなと思っています。」
なお、近藤さんは科学館が以前から好きで、小さい頃から科学館に連れて行ってもらっており、そこで知った原理を何か自分の身近な生活のものに生かせないかというところから、いつもこういったアイデアが浮かんでいるといいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
私もよくスーパーに買い物に行きますが、そのたびにビニール袋が開けづらくて、そばに置いてある濡れた雑巾のお世話になっています。
なので、何とかならないのかと思っていました。
そうした中、番組で見るかぎり、近藤さんの発明した装置はビニール袋を簡単に開けられる、とても便利な装置だと思いました。
なので、是非どこかのメーカーが手を挙げて近藤さんの発明した装置を市販化して欲しいと思います。
また、近藤さんはとても発明家としてのセンスがあるようなので、今後とも暮らしに役立つ装置の発明に取り組んでいただきたいと思います。
私たちの暮らしの中には、まだまだ“コロンブスの卵”的な沢山の発明が眠っているのです。
そして、これまで繰り返しお伝えしてきたように、アイデアは存在し、見つけるものなのです。