捨てられるはずだったモノのリサイクルについては、これまでも何回となくお伝えしてきましたが、今回は4回にわたって新たな事例をご紹介します。
3回目は7月19日(木)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)を通して、コルクから履物についてです。
散歩中の都丸 佳代子さんが履いているのは、ワインの栓などに使われるコルクから作られた履物です。
この履物は、弾力性に優れているのが特徴です。
作ったのは、三重県四日市にあるコルク製品の製造会社、呉山コルク工業株式会社です。
お店で捨てられるはずだったコルク製品や規格外のものを回収して粉々に砕きます。
工夫したのは粒の荒いコルクや粒子状のコルクなど、様々な大きさを作ったことです。
これらを混ぜ合わせると、しっかりと固まり、強度がアップするのだそうです。
呉山コルク工業の呉山 世振さんは次のようにおっしゃっています。
「いろんな粒の大きさを集めて、コルクの中での新しい素材を作っていきたいと思っています。」
また、都丸さんは次のようにおっしゃっています。
「硬さが柔らか過ぎず、硬過ぎず、足にフィットしてとても履き易いんです。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
以前、コルク状のモノで敷き詰められた公園か何かの道路を歩いていて、足に負担がかからず、とても歩き易かったという記憶があります。
ですから、コルクから作られた履物も同じような感覚で歩けるのだと思います。
今回ご紹介した履物も捨てられるはずだったコルクに工夫を凝らして履物を作るという素晴らしいリサイクルのアイデアだと思います。