2018年08月28日
アイデアよもやま話 No.4106 捨てられるはずだったモノのリサイクル その2 バットからお箸!

捨てられるはずだったモノのリサイクルについては、これまでも何回となくお伝えしてきましたが、今回は4回にわたって新たな事例をご紹介します。

2回目は7月19日(木)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)を通して、バットから作られるお箸についてです。 

 

野球が大好きだという高橋まりんさんは、テレビで野球観戦をしながらご飯を食べている時に必ず使っているというのが、折れたバットから作られた箸です。

この箸を作った福井県の箸メーカー、株式会社平左衛門です。

プロ野球と大学野球の公式戦では年間1万本以上のバットが折れてしまいます。

中には大谷 翔平選手の使っていたバットもあります。

プロが使うバットはアオダモというしなやかで強い木なので、そこからは丈夫な箸が作れるそうです。

そして、様々な選手のバットを職人が加工しますが、どの選手のものかまでは分からないといいます。

高橋まりんさんは次のようにおっしゃっています。

「もしかして好きな選手が使っていたりということを考えると、食事の時間がワクワクします。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

プロが使うバットはしなやかで強い木なので、そこに目を付けて折れたバットから丈夫な箸を作るというアイデアは、資源の有効活用の観点からとても優れていると思います。

 

しかし、一方で、大谷 翔平選手のような有名選手の使っていた、サイン入りのバットであれば、例え折れたバットであっても熱烈なファンにとってはとても貴重なバットと言えます。

ですから、プロが使っていた折れたバットから丈夫な箸を作るだけでなく、サイン入りにしてそのままオークションサイトなどで販売し、その利益の一部を途上国の学校作りや子どもたちの給食用の費用に充てるなどの用途も考えられます。


 
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