2018年08月27日
アイデアよもやま話 No.4105 捨てられるはずだったモノのリサイクル その1 緑色のバッグ!

捨てられるはずだったモノのリサイクルについては、これまでも何回となくお伝えしてきましたが、今回は4回にわたって新たな事例をご紹介します。

1回目は7月19日(木)放送の「おはよう日本」(NHK総合テレビ)を通して、緑色のバッグについてです。 

 

番組で映し出された綺麗な緑色のバッグ、実は捨てられるはずだったレタスで染色されています。

かたちや大きさが基準に満たず、お店に並ばない規格外のレタスです。

あるアパレルメーカーが食品メーカーやJAから買い取って、染料を抽出して染色をします。

レタスだけでもおよそ10種類の色を出せるのです。

 

更に、紫キャベツからは4種類、煮沸の時間や温度などを変えることにより、同じ野菜から複数の色を抽出出来ます。

50種類の野菜や果物からおよそ400色が作れるそうです。

 

緑色のバッグを愛用しているある女性は次のようにおっしゃっています。

「自然な風合いで優しい色だなと思ってとても気に入っております。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

そもそも、お店に並べられない規格外のレタスも、そうしたお店側の常識に囚われず、それなりの価格で販売すれば、特に野菜類が高騰している現状では消費者からの引き合いが多いと思います。

一般的な消費者は、自宅で食べる分には野菜のかたちに囚われることはほとんどないからです。

 

それはさておき、規格外のレタスから染料を抽出して染色したバッグを作るというアイデアは資源の有効活用という観点から素晴らしいと思います。

しかも、独特の風合いのあるバッグは優しい気持ちにしてくれそうです。

こうした染色はレタスだけでもおよそ10種類、50種類の野菜や果物からおよそ400色が作れるといいますから、従来のバッグにはない魅力のあるバッグを持つ楽しさを私たちに提供してくれます。

更に、こうした染色はバッグ以外にも靴などにも適用出来ると思います。

 

今、リサイクルなど資源の有効活用が世界的に注目されている中、今回ご紹介したような商品を身に付けることは、単に独特の色合いを楽しむだけでなく、自分も資源の有効活用に多少なりとも貢献しているという気持ちにさせてくれそうです。

 

ちなみに、どこで今回ご紹介したバッグを購入出来るか、ネット検索したら、「おはよう日本」と「緑色のバッグ」でキーワード検索すると扱っている通販サイトが表示されました。


 
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