4月27日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で便利な翻訳イヤホンについて取り上げていたのでご紹介します。
今回ご紹介する翻訳イヤホンにはマイクが付いており、スマホのアプリと連動しています。
実際に翻訳されるまで4〜5秒かかりますが、会話を十分に楽しむことが出来るといいます。
しかも、グループ会話も出来ます。
また、34ヵ国の外国語に対応するこのイヤホン、言葉の壁がなくなる日も近いかもしれません。
なお、商品名は「ツーボー(TwoBow)」で販売予定価格は2万4800円です。
(注:その後のネット検索結果(こちらを参照)では、販売価格2万7千円(税込み)で既に販売中となっております。)
この商品の国内での販売元である合同会社アスタイル(東京都千代田区)の北崎
圭一代表は次のようにおっしゃっています。
「2020年の東京オリンピックに向けて、外国人とのコミュニケーションを、これをとっかかりにして楽しんでいただければうれしいなと思っております。」
今、翻訳機はいろいろ出ていますが、マイクのように向ける必要がないので、より自然に会話を楽しむことが出来るというのが、今回ご紹介した商品の特徴です。
なお、現段階では、相手が話し終えてから通訳していますので、ちょっと時間がかかりますが、今後翻訳機能が改善されれば、同時通訳のようなサービスを提供出来るのではないかといいます。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
以前から言われているように、日本人は今では小学校から英語の授業を受けていますが、特に英会話については社会に出てから英会話学校に通って、ようやく何とか日常会話が出来るようになると言ったような状況だと思います。
こうした英語の“読み、書き、話す”ための学習に費やしている時間は膨大だと思います。
しかし、世の中の状況は変わってきました。
AIなどのITテクノロジーの進歩により、“読み、書き、話す”というこれら全てがアプリをスマホにインストールするだけで、英語のみならず何十ヵ国の人たちとのコミュニケーションが出来る時代を迎えつつあるのです。
しかし、現状では以下のような課題があります。
・翻訳の精度向上
・翻訳にかかる時間がちょっと長い
・複数の人の間のコミュニケーションに対応していない
・各国の方言に対応していない
こうした課題も、2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックを契機に一気に解決するようにしていただきたいと思います。
また、AIのディープラーニング(深層学習)機能により、翻訳機能は時間とともにどんどん進化していきます。
もし、“読み、書き、話す”という言語の壁が多くの国々との間で取り払われれば、間違いなくその恩恵を最も受ける国の一つは日本なのです。
どの国の人とも自由にコミュニケーションが出来る世界を想像するだけで、ワクワクしてきます。