2月8日(木)放送の「アイデアの方程式」(テレビ東京)でマスカラについて取り上げていたのでご紹介します。
鏡に向かう女性が美しくなっていく姿は男性から見ても実に魅力的なものです。
このマスカラ、起源は諸説ありますが、一番有力なのが今夜の方程式です。
ヒントは兄の優しさです。
目元パッチリ、大きな瞳を叶えるマスカラ、その誕生は意外なものでした。
1913年、アメリカのメンフィス、薬剤師をしていたある男性は妹から相談を受けました。
それは彼女の片想い、目が小さなことが悩みだった妹は積極的になれずにいました。
妹の恋を実らせたい、目を大きく見せれば自信が持てるのではないか、そんな兄に意外なアイデアが閃きました。
「そうだ!まつ毛を強調しよう!」。
「まつ毛を太く濃くカールさせれば、目が大きく見えるかもしれない!」。
薬剤師は当時考えられる材料、ワセリンと石炭の粉を混ぜ、妹のまつ毛に塗ってみました。
すると目元がパッチリ、兄の秘策で自信を得た妹は男性のハートを射止め、結婚しました。
その後、1915年にマスカラを商品化して発売、全ては妹の恋と兄の優しさから始まったのです。
自分の美しさに自信を持てなかった妹に、「お前は本当は美しいんだ」と兄がかけた魔法、それがマスカラだったのです。
ということで、今回のアイデア方程式は薬剤師×妹の恋=マスカラでした。
以上、番組の内容をご紹介してきました。
確かに、普段接している女性が特別なイベントに出かける際などにマスカラをしているのを見ると、ギョッとするほど美しく感じることがあります。
このようなことは、マスカラだけでなくお化粧やヘアのかたち、あるいはファッションなど全体の相乗効果により一層美しさを引き立てます。
しかも、こうしたファッション全体により、女性が生き生きとして前向きな気持ちになれることは、周りの男性にとってもとても心地いいものです。
こうした中で、マスカラの起源が目が小さなことが悩みだった妹のためにその兄が思い付いたという説はとても微笑ましく感じます。
どんなものでも、私たち人間が作り出すものには必ずそれなりの理由があるとあらためて感じました。