2018年03月22日
アイデアよもやま話 No.3970 耳慣れない“ウーマンレンタル”!?

昨年12月7日(木)放送の「ビビット」(TBSテレビ)で“ウーマンレンタル”について取り上げていたのでご紹介します。

 

“ウーマンレンタル”とは耳慣れない言葉ですが、文字通り女性のレンタルです。

ある日の東京・渋谷、午後7時30分、レンタルの依頼を受けたウーマンレンタルのチャージみゆきさん(33歳)のところに20代の女性の依頼者がやってきました。

依頼者の女性と2人で向かったのは期間限定で行われているイルミネーションの人気スポット「青の洞窟 SHIBUYA」でした。

2人で1時間イルミネーションを満喫した依頼者の女性はレンタル料として1500円を支払いました。

依頼者の女性は次のようにおっしゃっています。

「1人だと感動を分かち合えないという点ではやっぱり寂しいなと思うんですけど、(感動を)共感出来るという点ではやっぱりレンタルしてよかったなって思います。」

 

女性の方が気楽だし安心出来る、それがウーマンレンタルを利用した理由だといいます。

一方、レンタルされたチャージみゆきさんは次のようにおっしゃっています。

「面白そうだなと思って始めました。」

「お話が出来て、自分の経験にもなること、お金が目的じゃないです。」

 

このウーマンレンタルを立ち上げたイケダシトムさん(47歳)は次のようにおっしゃっています。

「(ウーマンレンタルに登録する女性は)この場を借りて自分の存在価値をアピールする人もいますし、ある程度お子さんも大きくなられて、1つの挑戦の場として活用されている方もいらっしゃいますね。」

 

以上、番組の内容をご紹介してきました。

 

この番組を見て、最初の印象はある女性がお金を払ってまで同性である見ず知らずの女性と一緒にどこかに出かけるようなサービスを受ける人がいること自体、ほとんどあり得ないと思いました。

でも、その後に世の中には一緒にどこかに出かけるような友人のいない人もいるのだな、そしてそういう人はお金を払ってでも知らない人と自分の行きたい所に出かけて共に感動したい人もいるかもしれないなと思いました。

常に周りに何人かの友人がいて、そのうちの誰かを誘えば一緒にどこかに行けるというのが一般的だと思います。

でもやはり世の中にはどうしても自分の殻に閉じこもってしまい、友達を作れない人もいると思います。

そうした人にとってはウーマンレンタルのようなサービスはありがたいのです。

そして、こうしたサービスが提供出来て、より多くのこうした人にサービスを知ってもらい、気軽に利用出来るのがネット社会なのです。

そして、こうしたサービスを受けることによって、見知らぬ人と少しでもうまく話せるようになる人が出てくれば、それはとても素晴らしいことです。

 

一方で、番組でも取り上げていたように、収入を得ることが目的というよりも見知らぬ人と話すことが自分の経験になるという人もいるのです。

そういう意味で、ウーマンレンタルは一種のソーシャルビジネスではないかと思いました。

そして、サービスを提供するのが女性ではなく、男性であるマンレンタルもあっていいのではと思いました。

 

なお巷には出会い系サイトが溢れているようですが、健全なかたちで男女が時間を共にすること自体は出会いの場として望ましいと思います。

ですから、同性、あるいは異性の出会いの場を提供する健全なサイトが少しでも多くなって欲しいと思います。


 
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