10月29日(日)放送の「情熱大陸」(TBSテレビ)では31歳のプロボクサー、村田
諒太さんについて取り上げていました。
番組では、初の世界タイトル戦での“不可解な判定負け”から、勝てば世界王者になれるが、負ければ一転「引退」という重圧の中で挑んだ因縁の再戦までを取材していました。
村田さんは大変な重圧の中、今回の再戦に勝利を収め、チャンピオンの座を手にしましたが、今回はこうした中で特に印象に残った村田さんの言葉をご紹介します。
村田さんは、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「最近思うんですけど、経営者とか成功している人は、何をもって成功か分かんないですけど、僕共通点を見つけたんですけど、勝手してますね、みんな。」
「勝手って、横柄とかじゃないんですよ。」
「思うままにちゃんとやっている。」
「(村田さんは勝手が出来てないのかという問いに対して、)結構世間を生きてるな、人と人の間を生きてるわ。」
「本当にもう人目気にして。」
実はこの言葉は、今回の再戦前の番組取材でのものです。
そして、実際の再戦を私はテレビで観戦しましたが、村田さんはリングに向かって歩いている間中笑みを浮かべていました。
更に、試合が始まった当初も笑みを浮かべていました。
この笑みに、始め私は何でだろうと不可解に思っていましたが、村田さんは心身ともにご自身の悩みを克服され、確かな自信を持って試合に臨まれているのだと確信しました。
村田さんは、試合が始まる前から勝利を確信して今回の再戦を楽しんでいたのだと思います。
そして、見事新・世界チャンピオンになったのです。
さて、冒頭の村田さんの言葉ですが、村田さんは“勝手”という表現を使われていましたが、その真意を私は以下のように解釈しました。
経営者など成功している人は、以下のような要件を備えていることです。
・目標達成まで決して諦めない
・目標達成のためには、常識や過去のやり方にこだわらないであらゆる手段を講じる
・目標達成のためには、世間体など一切気にせず、周りの人から何を言われようとも、多少迷惑をかけようとも、あるいは憎まれようとも全く意に介さない