7月19日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)でIoT(モノのインターネット)で建設工事を効率化する取り組みについて取り上げていたのでご紹介します。
世界の建設現場を変えるきっかけとなる動きがありました。
コマツ、NTTドコモ、SAPジャパン、オプティムなどの4社はあらゆるモノをつなぐIoTを活用して建設工事を効率化する新プラットフォーム「ランドログ」を協同で企画・運用すると発表しました。
10月に合弁会社を設立し、建設業者などにサービを提供します。
「ランドログ」は建設現場の機械や人などの情報をリアルタイムで把握し、データとして蓄積、このデータをもとにAI(人工知能)などを使うことで、あらゆる建設現場でより生産性を上げることが可能になるといいます。
コマツの大橋 徹二社長は、番組の中で次のようにおっしゃっています。
「建設現場が建設業者以外の方々もそれ(「ランドログ」)を見て、新しいビジネスが生まれてくるでしょうし、国や地方公共団体は防災とかいろんなことが出来ます。」
「多分、大きく世界が変わるんじゃないかと思っています。」
以上、番組の内容をご紹介してきました。
どんなことでも、目的、あるいは目標と効果的、かつ効率的に達成するためには、まず置かれた状況など現実を知ることが大前提です。
そうした中で、IoTはセンサー、およびインターネットの組み合わせにより実現出来るようになったのです。
その延長線上でAIやロボットを活用することにより生産性の向上が図られるのです。
そういう意味で、今あらゆる業界でIoT化が進みつつあると言えます。
今回ご紹介した建設業界の動きもその一旦なのです。
IoT、AI、ロボットの3セットは現在における産業界の“3種の神器”と言えます。
この“3種の神器”の活用によるコスト削減は、単純作業のみならずかなり高度な技術までもこれまでの人手による作業に取って代わると大いに期待出来ます。
ですから、これまで何十年来、コスト削減を目指して、先進国から途上国へと工場などの移転の動きがありましたが、やがてその必要は無くなると思われます。
現代の“3種の神器”を中心とした技術が地産地消を可能にしてくれるのです。