最近、AI(人工知能)の活用事例が次々に報道されています。
そこで、AIの活動事例の第2弾として5回にわたってご紹介します。
1回目は、AIによる天気予報の原稿の代筆についてです。
8月31日(水)付けネットニュースで、AIによる天気予報原稿の代筆という内容の記事を目にしたのでご紹介します。
気象情報大手のウェザーニューズはAIを天気予報の記事作成に導入しました。
テレビ局のアナウンサーが読み上げる、降水確率など数値を引用する文章をAIが生成し、担当者が気象衛星による雲の画像や天気図などを見て概観などを追記するというものです。
さて、新聞やテレビなどで記者が報道記事を作成する際のプロセスは以下のような流れだと思われます。
・事実確認
・事実に基づいた問題点、およびその影響などの把握
・問題点の解決策の検討
このような枠組みでAIがビッグデータ(膨大かつ多様で複雑なデータ)を元にディープラーニング(深層学習)した結果を文章化し、それを参考に記者が最終的に加筆すれば、ゼロからの記事作成に比べて時間的にも質的にも優れた記事になると期待出来ます。
ですから、今後徐々に天気予報の原稿代筆に限らず、様々な分野の記事作成においてAIの活用が広がっていくと思われます。