2015年09月15日
アイデアよもやま話 No.3182 進化するコンビニ − 自販機型無人コンビニ!

最近、ランチ難民という言葉を耳にするようになりました。

ランチ難民とは、オフィス街でランチタイムに一斉に大勢の人が飲食店に駆け込み、 一時的に飲食店の数と客数の需給バランスが崩れてしまい、昼休みの間にランチを取れなかった人や出遅れて店の行列に並ぶ人たちを指す新たな造語です。

そうした中、7月29日(水)放送の「ワールドビジネスサテライト」(テレビ東京)で自販機型無人コンビニについて取り上げていたのでご紹介します。

 

自販機型無人コンビニは小さなスペースでも設置可能で24時間・365日利用可能といいます。

これまでもオフィス内に設置された自販機でカップヌードルやパンなどが購入出来、私も若い頃の深夜勤務ではよく利用していました。

ところが、今回ご紹介する自販機型無人コンビニは、コンビニという名の通り、新鮮な商品も扱っており、その品揃えもコンビニとそれほど変わらないといいます。

 

ファミリーマートは、従来の自販機型無人コンビニを更に進化させました。

自販機で販売出来るよう、専用の弁当容器を開発、更に温度管理機能を向上させ、これまで扱うことが出来なかった弁当やパスタなどの販売を可能にしました。

ファミリーマートは、自販機型無人コンビニを武器に、現在1500台設置済みですが、2017年には3000台まで増やす計画です。

 

ファミリーマートでは、高層ビルの上層階で、下まで買いに行きにくいといった場所や福利厚生の一環で設置したいという企業のニーズが継続的にあるといいます。

 

私は以前からコンビニなどの24時間サービスについて、購入者にとってはとてもありがたい反面、店員の深夜勤務が労務管理上何とかならないかと思っていました。

そうした時に、今回ご紹介したような自販機型無人コンビニは一つの解決策になると思いました。

更には、一般のコンビニについても無人化およびロボットの活用などにより、従業員の労働条件の改善にも目を向けて、消費者の利便性と同時に商品を提供する側の負担を軽減する観点も考慮したビジネスモデルの確立を目指していただきたいと思います。


 
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