1月3日(土)放送の「NHKスペシャル」(NHK総合テレビ)から始まった全5回のシリーズのテーマは「ネクストワールド
私たちの未来」でした。
ここで言うところのネクストワールドとは30年後の2045年の未来を指しています。
2月8日(日)放送の5回目の番組のテーマは「人間のフロンティアはどこまで広がるのか」でした。
そこで、人間のフロンティアはどこまで広がるのかについて7回にわたってご紹介します。
2回目は火星での暮らしについてです。
前回ご紹介したように2025年を目指して火星移住計画(マーズワン計画)が今進められています。
では、火星ではどんな暮らしが待っているのでしょうか。
重力は地球の3分の1、太陽の光が届き、水も大量にあると考えられています。
マーズワン計画では太陽光で発電、その電気を利用して水を分解し、酸素を作ります。
室内では宇宙服を脱いで地球と変わらない生活が送れるといいます。
建物内部には農園も設置、食糧を賄うことが出来ます。
勿論、快適な生活が待っているわけではありません。
地球の100倍以上という放射線や重力の小ささがもたらす身体への影響、想像も出来ない危険があるはずです。
今後、いくつもの困難を乗り越える技術開発が求められています。
今まで人類が火星に移住できるという実感はなかったのですが、この番組を通して現在の最新テクノロジーと火星の資源との組み合わせにより十分に移住が可能であることが理解できました。
それでも重力は地球の3分の1ということなので、何世代もにわたって移住し続けると人類の体型が変わってしまうのではないかと思われます。
また、地球の100倍以上という放射線では地球上と同様に普段着のまま室外で過ごすということも出来ません。
ですから、地球上と同様の暮らしは期待出来ないようです。