2014年12月20日
プロジェクト管理と日常生活 No.363 『ホーキング博士が警告する人類の抱えるリスク その2 人類は地球上に住めなくなる!?』

以前、イギリスの理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士はとても進化した生物の生存する星はいずれ戦争により壊滅するというようなことを提唱されていました。

そうした中、12月3日(水)付けのネットニュースによるとイギリスの理論物理学者、スティーブン・ホーキング博士が人類の抱えるリスクについて警告しています。

そこでホーキング博士が提唱している人類の抱えるリスクについて2回にわたってご紹介します。

2回目は科学技術の発達による人類が地球上に住めなくなるリスクについてです。

 

ホーキング博士は11月2日に放送された英国放送協会(BBC)のインタビューで以下のように訴えています。

・核戦争、地球温暖化をはじめ、人類の生存を危うくする脅威は新たな科学技術の進歩とともに増加する

・地球が大惨事に見舞われる機会は今後1千年から1万年のうちにほぼ確実に実現する

・最終的には科学技術による大惨事がほぼ確実に起きると指摘し、これを避けるには人類が地球以外の惑星にコロニー(居留地)を建設する必要がある

 

これまでの人類の歴史を俯瞰すると、私もホーキング博士の指摘するリスクが現実になる可能性は無視出来ないと思います。

そうした時に地球以外の惑星にコロニーをあらかじめ建設しておくこと、そしてどこでも暮らせるように再生可能エネルギー、食糧、そして水の確保は人類存続のコンティンジェンシープランとしてとても重要だと思います。


今、私たち人類の多くは将来の人類の暮らしや地球環境のことよりも目先の自分たちの生活の豊かさに重きを置いて暮らしています。

でも特に日本も含め、先進国の人たちは多少今の自分たちの豊かさを犠牲にしても将来のことに配慮して暮らすことを考えなければならない時期に差し掛かっていると強く思います。

それが嫌ならば、早急に持続可能な社会に向けて行動を移すべきなのです。


このような観点からすると、アベノミクスは経済成長最優先で20世紀型思考の延長で片手落ちと言わざると得ません。

これからの政治家には持続可能な社会という大前提のもとで経済や外交など諸々の政策を進めていただきたいと強く願います。


 
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