2014年07月22日
アイデアよもやま話 No.2822 AI、そしてロボットが日本経済の救世主になる!
これまで、前回のブログ、あるいはアイデアよもやま話 No.2785 進化する家庭用ロボット!などを通して、AI(人工知能)やロボットについてお伝えしてきました。
そうした中、7月15日(火)の「Softbank World 2014」でソフトバンクの孫社長の講演を聴く機会がありました。
勿論、今話題を集めている家庭用のヒト型ロボット「Pepper(ペッパー)」も講演の中で孫社長との掛け合いをしていました。
また、イベント会場の一角で「ペッパー」を間近に見ることが出来ました。
 
今、日本の経済力は地盤沈下していると世界的に見られています。
そうした中、アベノミクスでどこまで復活出来るのか世界的に注目されています。
でも、肝心の成長戦略の要となるものが見えてきません。
 
そこで、今回お伝えしたいのは、孫社長の講演の中での”ほら吹き”についてです。
ちなみに、孫社長はほらを吹くことで知られています。
孫社長は、日本経済復活の方程式について、
 生産性X労働力=競争力
と考えています。
一方、これから本格的な少子高齢化社会を迎える日本は、労働人口がどんどん減っていきます。
ですから、生産性をよほど上げなくては、労働力が減少し、どんどん競争力は落ちていきます。
そこで、孫社長が考えるのは、ロボットの産業界での活用です。
 
仮に、1台100万円ほどで販売出来る万能型産業用ロボットが開発されれば、それを3000万台導入することによって、労働人口9000万人に匹敵する労働力を手に入れることが出来るといいます。
なぜならば、ロボットは人のように疲れたりしませんから24時間365日働くことが出来るからです。
しかも、1台100万円ほどであれば、ロボットは大変な低賃金で働いてくれることになります。
ですから、将来の労働力不足はロボットの活用で解決出来るというのです。
ちなみに、世界一を誇る中国の労働力人口は7000万人といいますから、3000万台のロボットを装備すれば世界一の労働力保有国になることが出来るのです。
 
これを”ほら吹き”と受け止めるかどうかは意見の分かれるところだと思います。
でも、私は国家目標として掲げてもいいほどの壮大な目標だと思います。
なぜならば、2022年の東京大学の合格を目指して作られた人工知能も現実味を帯びているからです。
孫社長はAIについては触れられていませんでしたが、ここでいうところのロボットは当然AIで装備されたロボットのことです。
このようにみてくると、ソフトバンクは「ペッパー」を足掛かりに、いずれ家庭用、産業用を問わず、人の暮らしに役立つロボットの開発に本格的に参入するのではないかと思われます。

 
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