2014年04月11日
アイデアよもやま話 No.2735 ジオフェンスで新ビジネス!
2月14日(金)放送の「ワールドビジネスサテライト」 (テレビ東京)でジオフェンスによる新たなビジネスについて取り上げていたのでご紹介します。 
ちなみに、ジオフェンス(Geofence)とはスマホの位置情報を活用し、ある範囲の人たちにクーポンなどの情報を配信する機能です。
 
この ジオフェンスを取り入れて町の活性化やビジネスにつなげる動きが出てきました。
静岡県熱海市の商店街「熱海銀座」に近づくとスマホにメッセージが配信されていきます。
アプリを開くと周辺のお店が紹介されます。
「熱海銀座」の半径500m以内に入ると来店を促すメッセージが自動で送信されるシステムになっているからです。
 
リクルートがジオフェンスで商店街を活性化させる取り組みを始めたのです。
ターゲットはリクルートが展開するたびの予約サイト「じゃらん」の利用者です。
熱海の宿を予約すると、リクルートが発行する500ポイントをプレゼント、そのポイントが使える店舗の情報がジオフェンスの圏内に入ると送られてくるのです。
 
今回の取り組みの背景にあるのは、商店街の衰退です。
熱海の旅行客は宿泊施設だけでお金を使い、周辺の店舗の売り上げは減少しているのです。
商店街は高齢化が進み、ITを活用したシステムを理解してもらうのには苦労もあったといいます。
 
なお、リクルートではこの取り組みを全国展開する計画で、「熱海銀座」での試行にあたってはiPadなど導入の初期費用は全てリクルートで負担したといいます。
 
通い慣れていない場所で食事する際には、どこにお店があるのか、探すのに苦労することがあります。
そうした時に、このようなジオフェンスによるサービスがあるととても便利だと思います。
ただし、単なる広告だけだと、入ったお店に当たり外れが出てしまいます。
ですから、このサービスにも利用者のコメントが同時に表示されるとお店を選ぶ際にとても参考になります。
また、こうした利用者による評価情報があることにより、店舗間の競争によるより良いサービスにつながると思います。 

 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています